2009本宮山(愛知県)

平成21年6月6日(土)[E:cloud]→[E:sun]

再来週に山行予定が控えている。というのに1ヵ月近く山に入っていない。これはマズイ、ということで、トレーニングを兼ねて愛知県にある本宮山(標高789m三河富士)へ行く。

2007年(H19)2月に南からピストンで登っている。もう2年も前のことになる。月日の経つ早さに少し驚く。

今回は北にあるくらがり渓谷から入山し南に乗越す。

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雨に洗われた緑が一段とあざやか。大きく深呼吸、たちまち気分爽快となる。10:30せせらぎに誘われ気持ちよく歩き出す。

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コアジサイが盛んに咲いている。あぁ、綺麗!あまりの綺麗さに何度も立ち止まる。

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たわわに花をつけたウツギは雨を含んで枝が大きくしなっている。あぁ、これも綺麗だぁ。首が痛くなるほどのけぞっては眺める。
ほかに、花弁をくるりと巻いてぶら下がるウリノキの花も見つけた。その写真はぼけていたが、めしべの黄色が心の目に焼きついている。

 

さほどきつくない渓流沿いの林道(7キロ)を行く。途中「くらがり八景めぐり」という奇岩や滝や橋などがあってハイキングコース向き。キャンプ地も整備されている。

頂上まで林道歩きと思いきや、「馬の背」という手ごわい急登が待ち受けていた。見上げると長く続く直登。こういうときは、足を出し続ければいずれ着くのだと観念するしかない。先を2度と見ないぞと心に決め挑戦する。が、苦しくなってくると、怖いもの見たさで、つい残りの距離を確かめたくなる。見たって距離は変わりはしないのに。その欲望を振り切る。ストイックになって足を交互に出し続ける。こういうトレーニングは、大きな山で活かされることになる。

 

息を切らしスカイライン(車道)駐車場に出ると、地元高校生の集団登山に出会う。山に不似合いな大勢さに面食らう。「こんにちは、こんにちは・・・・・」学生の挨拶攻めに、しまいには対応がめんどくさくなった。

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登り始めて約2時間で本宮山の三角点に到着。テレビ電波中継所になっており眺望はまったくなし。三角点横に腰かけ、お昼にした。

 

頂上から少し降ったところにある砥鹿神社奥宮に参り、12:50南側に下山する。
3度目ともなれば、登山道にある奇岩もさして珍しくもなく通り過ぎる。

こちらの登山道に入ると、「健康登山」の人が多い。空身で軽快なテンポで降って行くのでそれとすぐわかる。

以前、この登山道を一日に10回往復した人がいると聞いた。登山道はひとつ間違うと大怪我をするし、膝にかなりの負担がかかる。アスリートであっても、10回とは疲労が伴い危険極まりない。寝ずに挑戦した回数に違いないので、ばかげた話だと思った。とにかく回数や時間を競うのは危険で、私はこういうのは好まない。

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休憩なしでテンポよく降りた。ちょうど1時間を要した。早足でも鈍足でもない普通といったところか。休憩を入れて3時間半の山行、トレーニングに程よかった。もう一度上がるかと問われても上がらないと即答する。同じ道を繰り返すのは好きでない。ストレスがたまり不健康になる、というのが私論。

ずっと樹林帯が続くここを10往復したのは天狗です。きっと。

 

2009羽鳥峰~水晶岳(鈴鹿)

平成21年5月10日(日)[E:sun]

今日は三重県四日市市にある羽鳥峰~金山~水晶岳へ。
自宅を7:20出発[E:car][E:dash]
朝明観光駐車場に車を置き9:30歩き始める。

    

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山に入って1時間ほどで羽鳥峰(標高850m)に到着。5年ぶりでなつかしい。

シロヤシオが綺麗に咲いていた。シャクナゲも咲き始めている。

羽鳥峰から南に向かって歩く。

日差しが照りつけ、とても暑い。

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ガレ地に出ると展望が開く。向かう山肌にシロヤシオが点在している。(アカヤシオのように派手さがないので遠くからわかりにくい) 
嬉しくて立ち止まる。至福のときをあじわう。

       Img_1579 シロヤシオ

近くで見ると清楚ですがすがしい。散った花がないので、咲き始めといったところか。

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タテヤマリンドウ

タテヤマリンドウに出迎えられ水晶岳に到着。ここでお昼とした。湯を沸かしお腹を満たす。

根の平峠から伊勢谷を降る途中、ブナ清水に寄る。
(昨年9月の水害で崩れた谷の右側から入っていく。大きな岩がごろごろ転がっていた。)

          Img_1573 ツクバネソウ

4枚の葉を輪生させ、その上部に花を咲かせる。開花までもう少し。
実になると羽子板の羽根のようになってかわいい。お正月のおせち料理に使われていたのは多分これだと思う。

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ブナ清水という源頭に到着。乾いたのどを潤し、空になった水筒に水を汲む。

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ミツバツツジが新緑に映える。名残のミツバツツジだった。

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目に鮮やかな新緑の伊勢谷を降っていく。途中、イワカガミ↑に呼び止められる。来春また逢おうね。

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下山し振り返ると新緑がまぶしかった。
この先、鈴鹿はヤマヒルが出るので11月まで入る事はない。名残惜しく山を眺めた。

 

 

2009賤ヶ岳(滋賀県)

GW、皆さんはどこにお出かけでしたか?

私は、4/29に賤ヶ岳へ出かけたきりで、あとは日頃ほったらかしにしている家の中の片付けをしてました。

ということで、遅くなりましたが賤ヶ岳(しずがたけ)山行をアップします。

そうです、羽柴秀吉と柴田勝家が戦ったあの賤ヶ岳です。

  ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

             ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

平成21年4月29日(祝)

2009桜(海津大崎)へ行ってから私は奥琵琶湖が大好きになってしまいました。白州正子がいう「かくれ里」に触れ、大いに刺激を受けたという訳です。

こうなると、あそこもここも自分の目で確かめに行きたくなります。琵琶湖一周もいいな、なんてどんどん妄想していたとき、幸運にも名鉄バスハイキングの賤ヶ岳山行を見つけました。このあいだ奥琵琶湖パークウェイから眺めた賤ヶ岳ですから申し分ありません。即行申し込んだという次第です。

北陸道木之本ICを降りて、10:00西野放水路というところでバスを下車。 田植え準備の光景を眺めながら山に入っていきました。

だらだらと40分ほど登ると尾根に乗りました。この尾根筋は琵琶湖を周回する「近江湖の辺の道」の一部です。

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この写真は海津大崎の「湖の辺の道」道標

尾根をアップダウンしながら北へ。左手が琵琶湖ですが、葉が茂り湖はよく見えません。落葉している冬なら琵琶湖を眺められるのかしら・・・。

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マムシグサの苞が3本。茎をよく見てください。褐紫色の模様があります。これがマムシの皮膚の模様に似ているのでマムシグサの和名となったそうです。花の形も蛇が鎌首をもたげているイメージですね。マムシグサが多い山でした。

 
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突然、変わった木を見つけ、↑何がぶら下げてあるのかなと回り込んでみると・・・・・

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大きなこぶをつけていました。ぐるぐる回って観察。不思議な木でした。

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道標によると有漏神社は湖畔のようです。1.2kmなので行ってみたい。しかし明確な入り口がなくパス。(帰ってからネットで調べたら本当にわかりづらそう。行かなくて良かった)

         
 

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11:30ようやく視界が開け奥琵琶湖が見えました。圧巻でした。
山梨子(やまなし)の集落に降りていく道がありましたが、今では通る人は少ないのでしょう。今にも消えてしまいそうな道でした。

              

            Img_1530 ミツバツツジ          

しばらく登ってリフト乗り場に到着。賤ヶ岳登頂目的だけならばリフト利用がいいと思います。           

 

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山中に点在していた賤ヶ岳合戦の死者の石仏をここに集めたとか。

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左)振り返って南を向けば↑、歩いてきた山々が見えます。一番奥が山本山で、右奥にうっすら琵琶湖が見えます。右の案内板を参考にしてください。

展望台で昼食。湯を沸かし、琵琶湖を眺めながらお腹を満たしました。

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昼食後、余呉湖が見える方へ。↑初めて見る余呉湖でした。
合戦では、この余呉湖は血で真っ赤だったといわれていますが、今では平和そのもの、のどかな景色でした。

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右)賤ヶ岳合戦のあらましによると、北斜面中腹から余呉湖においての戦いが凄まじかったようです。(NHK天・地・人では本能寺の変が終わったので、今度は賤ヶ岳の戦いでしょうか。楽しみです。)

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1:00下山開始。賤ヶ岳北斜面には、↑チゴユリが群生していました。ユリといっても小さいお花で親指の爪ぐらいです。

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次はイカリソウ。アップで撮影すると怖い顔していますね。

お花に導かれ余呉湖に降りました。

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余呉湖は静かでのどかでした。

    Img_1557  Img_1554
 

地元の人が網でワカサギを捕まえていました。どうやって食べるのか尋ねたら天ぷらだそうです。今晩のおかずになるのでしょう。

湖畔に立ち、改めて平和を実感した一日でした。

 

 

 

 

 

   

 

 

 

2009藤原岳(聖宝寺~大貝戸)

 平成21年4月18日(土)[E:sun]

近鉄名古屋駅8:41発の電車に乗り、桑名で乗り換え西藤原駅で下車。

今日の目的地は藤原岳(標高1120m)。コースは聖宝寺から入り大貝戸を下るという一般道。

藤原岳は概ね2・3月に入るので、この時期に入るのは初めて。

どんなお花に出会えるのでしょう。10:30聖宝寺でお参りをしてから入山する。

聖宝寺近くでウラシマソウを見る。

図鑑に載せたいぐらいの立派な釣り糸があった。カメラをザックから出していなかったので写真はない。

   Img_1487  Img_1482

       ヒトリシズカ                 キランソウ

 

お花を楽しみながら歩くこと2時間、8合目に到着。

     

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カタクリが咲く横で昼食。(奥にスミレも咲く。写っていないがエンレイソウもあった。)

湯を沸かして[E:riceball]と[E:noodle]、食後に[E:cafe]といういつもの定番メニューでお腹を満たす。

あれこれ出てくるおやつもすべて口に運ぶ。

甘いものがおいしいのだ。

 Img_1491  Img_1489  

         ヒロハノアマナ                ミノコバイモ

 Img_1493  Img_1495_2

        ニリンソウ                    キクザキイチゲ(白)

福寿草が満開のころは、雪解けのどろんこ道だが、今の時期は登山道も乾いていて歩きやすい。

福寿草の花が実を結ぶと・・・・

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←こうなることを知った。

2時ごろ適度に汗ばみながら藤原山荘に到着。

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 ..。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。

 

 2時半ごろ下山開始。

行きに見たお花をもう一度見ようと見当つけて歩くのだが、なかなか難しい。

が、登りのときに見つけられなかったお花に出会うという収穫があり、これまた嬉しい。

それが、これ・・・・

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とくに珍しい花ではないがハナネコノメ。赤い点々が可愛くて大好き。

先月末に入道岳の井戸谷で見たが、谷でない所でも咲く事を知る。

 …。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。

 8合目からは大貝戸コースを降る。

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      ナガバノスミレサイシン        コスミレ・・・だと思う。

スミレは種類が多いので葉をきちんとを写してこないと名前がわかりにくい。

そのほかにエイザンスミレもあると聞いていたので目を凝らしていたが見かけなかった。

残念。

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 しばらく行くと登山道が散り桜の道になる。

桜は他の常緑樹より頭を突き出しているのだろう、下から見上げても花は見えない。

今朝、電車を降りたとき藤原岳中腹が山桜の帯状になっていたことを思い出す。

きっと、そのあたりを今私は歩いているのだと思った。高度計を見た。標高は600mほどだった。

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2合目まで降りてきたらイカリソウ(白)を見る。盛りは過ぎていたが形がシャープで綺麗。

シャガに出迎えられ4:15無事下山。

あまりお花は期待していなかったのだが、たくさんのお花に出会え満足できる山行だった。

 

…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。

下手くそな写真ばかりで、それでも図々しくアップする事お許し下さい。

本当はもっと綺麗なお花なのですが、それを皆さんに上手くお伝えできないことが残念でなりません。

 

2009桜(海津大崎)

平成21年4月11日(土)[E:sun][E:sun][E:sun]

滋賀県高島市マキノ町の「海津大崎」の桜を訪ねました。

AM7時、夫の運転で自宅を出発[E:car][E:dash] 
名古屋高速→名神高速道→北陸自動車道を乗り継ぎ木之本IC下車。一宮~木之本はETC利用上限1000円。何とも嬉しい。(名古屋高速料金は対象外)

海津大崎は「日本のさくら名所100選」です。交通規制前に到着したので、琵琶湖に沿って西に車で通ることができました。ずっと桜のトンネルです。桜並木をはずれてJRマキノ駅の駐車場へ。ここまでちょうど2時間かかりました。

母を連れて行ったので駅でレンタサイクルを借り、まず水上勉の桜守に登場する「清水の桜(しょうずのさくら)」へ。

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多くの軍人たちが眠る共同墓地に一本の桜が大きくそびえ立っていました。戦死すればこの櫻の木の下へ戻ってこられることを夢に描いて召されて行った、だれもが手折ったりせず村人が慈しんで育てた巨桜、というテレビ番組を見て以来、いつか訪れたいと思っていた所です。

清水の桜(アズマヒガンザクラ)は海津大崎(ソメイヨシノ)より満開は早く、残念ながら白っぽくなっていました。8分咲きの頃はひときは濃いピンクだそうです。

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アズマヒガンザクラ 樹齢(推定)300年以上 樹高16m 見返りの桜とも言われる。  

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こんなのどかなところに、なんて事か、湖西線を走る電車を撮影する軍団がずらり・・・・[E:downwardleft]

           

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念願かなって清水の桜を満喫していた私は興ざめでした。

 

        
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清水の桜がこういうマニアの場所だったこと、ちょっとがっかり[E:bearing]しました。

   …。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。

                 …。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。   

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海津大崎の桜並木に戻ると花見客が増えていました。
この辺に自転車を置いて今度は歩きます。

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琵琶湖に浮かぶカヌーと桜、何ともいい雰囲気です。

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カヌーは無理としても、今度は船に乗ってお花見したいものです。

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近江西国9番札所大崎寺へ登りました。参拝後、眺望を求めて山道を歩くと降りる道を見つけました。[E:downwardright]

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入り江になっていてカヌーがたくさん横付けしてあります。予想しなかった景色でした。

              
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湖面に降りシートを広げ、この世の春を満喫しました。
左端に見えるのが竹生島ですが霞んでます。

この先、どこまでも歩いていきたい心境ですが、駐車場から離れる訳にもいかず、来た道を戻ります。するとトンネルが・・・・・・

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このトンネルの上が大崎寺だったのです。なるほどと納得。

自転車を置いたところへ戻るときは、花見客で大混雑でした。

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旧海津港跡という看板を見つけ、細い路地を入っていくと・・・・

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今、歩いた桜並木が一望できました。ここでコーヒータイム。またこの世の春をあじわいました。

駐車場に戻り、帰り道は奥琵琶湖パークウェイを行きます。これまた、どこまで行っても(といっても道中19キロですが)桜並木です。途中の看板に5000本の桜と書かれていました。とにかく素晴らしいドライブでした。

            Img_1477 桜に宿り木がたくさんありました

[E:upwardright]対岸のずっと続く桜並木が名所の海津大崎です。

途中、菅浦という茶屋でつきたての「かぐや餅」を食べました。これが実に美味い。臼と杵でついてすべて手作業の草もちです。一度につく量はしれているのであっという間に売りきれてしまい、またつくということを繰り返していました。まだこういう店があるのだと感心しきりでした。

つづら尾崎展望台は混雑していたのでスルーし、もみじヶ岡パーキングで車を止めました。

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霞んでいますが、左端に伊吹山が見えました。この角度からの伊吹山は初めてです。
奥琵琶湖の良さを堪能した一日でした。

木之本ICに入るまで少し混雑しましたが、高速道路は渋滞せずPM7時ころ帰宅しました。

 

             

2009桜(五条川)

今年の桜は、開花宣言が出されてからの寒の戻りで、満開になるまでずいぶん待たされましたね。みなさんはどんなお花見をされましたか?   


平成21年4月5日(日)[E:cloud]→[E:sun]

愛知県岩倉市を流れる五条川の桜並木を歩いてきました。

        Gozyougawa

地下鉄の最寄の駅を11:02に乗車し、名鉄電車「大山寺駅」に11:30下車。乗り換えなし30分ほどで到着です。

Img_1389 歩き始めは片側の桜並木です。

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 しばらくすると両側の桜が川面で握手します。

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川面まで枝を延ばし、素晴らしい眺めにしばしうっとり。

メインの岩倉駅に近づくと、屋台がずらりと並び、花見客でごった返していました。

この地方で生まれたという山之内一豊の誕生碑があるというのですが、近づくことすらできませんでした。

   
   

豊国橋まで来たらようやくのんぼり洗いの景色が見られました。こいのぼりの糊を川で落とす作業をのんぼり洗いといいます。 

 

 

Img_1409 糊をふやかすためにのんぼりが川に浮かべてありました。

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 以前の実演写真が掲示してありました。花いかだの中でののんぼり洗いのころにまた来たいと思います。

Img_1419 まだ、この先10キロほど桜並木は続くようですが、今日は石仏駅までの5キロを散策しました。

後日、新聞でライトアップされた五条川が掲載されましたので貼り付けておきます。写真の上で左クリックして大きくしてご覧下さい。さらに大きくすれば記事が読みやすいと思います。

          Img048      

 

 

花めぐり

2009年3月21日(土)[E:sun]

以前から気になっていた鳩吹山(愛知県犬山市と岐阜県可児市の県境)のふもとのカタクリ群生地に出かけました。今日は親孝行も兼ねて母親を連れて行くので山には登りません。

夫の運転で自宅を8時出発[E:car][E:dash]1時間ほどで目的地の岐阜県可児市にあるカタクリ群生地に到着。すでに先客の車がありましたがスムーズに駐車(無料)できました。

         

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橋を渡って少し登っていくと人だかりです。近づくとカタクリが群生していました。でも気温が低い(9時半)ので花はまだつぼんでいます。日が当たり気温が上がるのをじっと待ちます。

         

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日のあたるほうの花弁から一枚ずつ開いていき、花を裏返したようになると全開です。つぼみ、片開き、半開、全開という様子を見ながらの1時間は楽しいものでした。 

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カタクリ群生地の先で桜を愛でながら、持参したどらやきでコーヒータイム。木曽川から吹く風を心地よく感じながら至福のときを過ごしました。

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もう一度かたくり群生地を通り駐車場に戻りました。そのときにはもう駐車場は混雑しており、長い渋滞になっていました。

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鳩吹山の愛知県犬山市側に移動し、桃太郎神社の茶店で木の芽でんがくを頼み昼食としました。ここも母を連れてきてやりたかったところです。母はなつかしいととても喜んでくれました。  

その後、犬山城に上がりたかったのですが、駐車場への道は長い列です。お城は諦めて目当ての圓明寺の桜に移動しました。

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見事な枝垂桜でした。京都の古寺に匹敵すると思いました。感動しました。

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お花を堪能し、3時半帰宅しました。

 

 

市政資料館

3月13日(金)
名古屋中税務署に確定申告を提出したついでに、隣接する名古屋市市政資料館に立ち寄ってみました。

      

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大正11年に当時の名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設されて以来、昭和54年に中区三の丸に移転するまで、60年ほど中部地方の司法の場だったところです。

建物を囲む庭には、カンヒサクラやオオカンサクラが綺麗に咲いていました。
これを目当てにきたのですが生憎の雨です。

      

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館内を見学するつもりはなかったのですが、中央階段とその奥にあるステンドグラスに惹きこまれていきました。私の記憶では始めての入館です。(子どもの頃、社会見学で来たことがあるかもしれませんが記憶にありません)      

     

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2階にある公文書閲覧室の窓から見える桜が綺麗です。本を読んでいた係りの人に断って写真をを撮らせてもらいました。とても静かで素敵な雰囲気です。

喫茶室もありました。窓辺に座って桜を眺めるティータイム。しかし今日はそんなに時間がないので来年の確定申告提出のときまでお預けとしましょう。

  

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地下に降りたら独房が並んでいました。薄暗いし見学者は私ひとりだったので、おもわず足がすくみました。雑居房とか留置場もありました。何十年も前のことを想像すると不気味さを感じる場所です。ここを立ち去るときは怖かったです。どこからか誰かが現れ、私を独房に閉じ込めるかもしれない・・・誰にも気づいてもらえない・・・なんて起こるはずがないことを妄想したのです、このときの私は。

逃げるように早足で3階に上がると、今度は明治憲法下の法廷を復元した部屋にマネキン人形が置かれていました。そのリアルさは厳粛そのもので、どきどきしながら見学しました。静かだったので緊張感がありすぎました。  

     

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3階会議室いすの黄緑が綺麗です。装飾も綺麗です。19世紀のネオ・バロック様式で、この建物の中で最もすぐれた部分のひとつだそうです。

明治22年の市政施行から今日までの名古屋のあゆみがよくわかるように展示されており、興味深く見てまわりました。

雨が降る寒い日でしたが、暖かい館内で思わぬ社会見学ができました。
この日の歩数は9112歩。まずまずの日でした。

    

     

春です

名古屋大学医学部付属病院に用事があって、その帰りに隣接する鶴舞公園に立ち寄ってみました。

             

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池の方に足を延ばすと・・・・

             

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可愛い保育園児たちが池の亀を眺めていました。ピンクの帽子が春らしいです。

             

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桜(ソメイヨシノ)は蕾が膨らんで今にも咲きそうな勢いです。

               

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去年の初夏からぶら下がっていた蝉の抜け殻。夏・秋・冬が過ぎ春ですよ。

             

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サンシュユは花盛り。

   

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左)カンヒサクラは下向きに花が開きます。
右)鮮やかな黄色のフサアカシア(ミモザ)

    
         

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芽吹いたばかりのヤナギが風にゆられ気持ちよさそうです。この時期のしなやかさがいちばん好きです。後に写る建物が名大病院です。 

地下鉄に乗って最寄の駅で降りたら・・・・

            

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本願寺展の案内がありました。ちょっと親鸞に興味があるので行ってみようと思います。

鶴舞公園の散策、春を満喫しました。

              

             

2009藤原岳(孫太尾根)

お花に誘われ、孫太尾根経由で藤原岳に出かけました。
三重県いなべ市にある鈴鹿山脈のひとつです。

…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。

2009年3月8日(日)

今日は山の会に参加。7時、夫の運転で自宅を出発[E:car][E:dash]8:10三岐鉄道「伊勢治田駅」に到着。我々車組みは電車組の到着を待って登山口に向かう。

ねらいはセツブンソウ(節分草)が咲く登山道であって、藤原岳山頂ではない・・・なんてへそ曲がりなことをあえて言ってみる。そう、お遍路で言えば、札所はただの通過点で道中が楽しみ・・・に似ている。

8:45新町に駐車し山に入る。実は朝起きたときに腰の右側が痛くて嫌だなぁと心配した。が、そんなことはじきに忘れる。

丸山に近づくにつれお花が現れる。ヒロハノアマナ、セツブンソウが出迎えてくれる。ヒロハノアマナはまだ蕾が多かった。曇り空なので開く気配はなさそう。

登り始めて1時間強で丸山に到着。ここはセツブンソウが群生している。リーダーの踏まないようにという声が何度も飛ぶ。

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落ち葉と比べればわかるように、草丈10センチに満たない可愛い山野草。セツブンソウが足元に寄ってきてくれているような気持ちになる。

私はちょっと広いところを見つけ、地面に這いつくばって可憐なセツブンソウの顔を覗き込む。

お花に興味のある方は写真を左クリックしてさらに左クリックしてアップにしてご覧下さい。

白の花弁に見えるのは実は顎片で、中心のピンクに見えるのは雌しべ。それを囲む青紫は雄しべ。そのまわりの黄色は花弁が退化した蜜腺だとか。咲いたばかりの花は色鮮やかで綺麗。だから私はこの花の観察は大好きだ。もう少し上手く撮れればと思うが出会えただけで満足だったりもする。

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ミスミソウ(葉が三角だからこの名がついたとか)が健気に咲く。茎に産毛がはえている。寒さ対策なんだろう。

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草木という標識を過ぎてから、一度降って目の前に聳え立つ藤原岳(標高1145m)に登り返す。あと一時間はかかるだろうと覚悟する。

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お昼まえの腹ペコ。力が出ない。木につかまって急登をのろのろと登る登る登る。
立ち止まって空を眺めてみる。心臓の鼓動がどくどくどく・・・脳天に響いた。

福寿草に励まされ、四つんばいになって岩場を登りきった。ここが昼食の場となった。

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湯を沸かし、カップ麺を食べる。晴天とまでいかないが、景色を堪能しながら麺をすする。

かすんでよく見えないが、伊勢湾を挟んで知多半島が見える。ついこないだお遍路で歩いた知多半島が一望でき何ともいえない満足感に浸る。食後のコーヒーがうまい。

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食後、20分ほどで頂上。白山が遠望できた。初めてのことだったので写真に収める。

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肉眼ではこんなに小さくしか見えない。望遠で撮ってみる。(右写真)白山はまだたっぷり雪をまとっていた。

下山は大貝道コース。ひたすら降りで2度ほど休憩をとり3:50下山した。藤原岳一般コースではなかなか見られないセツブンソウをたくさん見られ堪能した。

5:45自宅に帰る。ザックの片づけをして夕食作りに取り掛かる。お腹がふくれたらどっと疲れが出る。皿洗いはあとにして横になる。目をつぶる。セツブンソウの可憐さを思い出す。やっぱり出かけてよかったと思うこんなときが私は好きだ。

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