2008京都の桜

[E:sun]女友達と3人で京都まで花見に出かけました。          

       Img_0114 平安神宮神苑

まずは、山科から蹴上に出て花見の名所のインクラインへ。
満開という桜に誘われ来てみたけれど、ものすごい人出です。
観光客の行列に並んで、ここはさっと通過。

次の「岡崎桜回廊十石舟めぐり」に急ぎます。
琵琶湖疏水沿いの桜を舟に乗って楽しむというものです。
なのに、ときはすでに遅しで今日の分は完売(予約受付なし)といいます。
午前中に完売とはどういうことだと文句を言っている人がたくさんいました。
急いで来たのに売り切れで、本当にがっかりでした。
(上記ホームページから動画をご覧下さい。きっと乗りたくなりますよ。)

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乗ることができるこの行列の人たちをうらやましく見送りながら先を歩きます。

      
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すると、満開の桜のもとで人前結婚式が行われていました。
この若いカップルの門出に立ち会えた喜びで、舟に乗れなかったことなどもうすっかり忘れてしまいました。

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明治時代の政治家山県有朋の別荘「無鄰菴」を見学。
琵琶湖疏水を引き込み、東山を借景とした庭園です。
「手つかずの自然のごとき庭園」がここのコンセプトとか。
うなずける心の安らぎ感がそこかしこに見受けられます。
訪れる人もあまり多くなく、こじんまりさがとても気に入りました。

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平安神宮の巨大な鳥居が晴天のなか一層鮮やかです。

昼食後、平安神宮へ。観光バス団体客がわんさかと列をなしてやってきます。
神苑入り口の紅枝垂桜は五分咲きといったところ。でも息を呑む美しさです。
桜の園を仰ぎ見ては、あぁ・・・と感嘆の声を何度あげたことでしょう。
これほどの素晴らしい桜に出逢えたこと、今回は実についていました。

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約1万坪もあるというこの池泉回遊式庭園は、工夫があちこちになされていて何度訪れても飽きることありません。水面も満開の桜です。

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森を抜けて東神苑をぐるっと回り泰平閣(橋殿)へ。
池のほとりの紅枝垂桜も綺麗ですが、水面に写る桜色がとても綺麗です。
ときおりそよぐ風が水面の彩りを消してしまいます。
無常の風に、あぁ・・・。 ほんのり現れては、あぁ・・・。
そんな風のいたずらを飽きることなくぽかんと眺めていました。

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平安神宮を出ると舟が西に向かって行きました。
乗れなくて残念だったけれど、その代わりにこの日にしか見えなかったものをたくさん見ることができました。

              

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ぶらぶら南に歩いて八坂神社に向かうはずが、急に思い立って右に回って祇園白川へ。
何度目になるでしょう、この桜との対面。
いつ来ても祇園の雰囲気はいいものです。 

             

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四条烏丸に近い「創作ダイニング」で夕食。
このお料理は目で楽しむ工夫がなされ、おなかいっぱい満足のいくものでした。

運転をしてくれた友達のお陰で楽しい旅になりました。
美しい景色、おいしいもの、友達、どれも満足で幸せな一日でした。

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続・名古屋城散歩

           

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自然と足が名城公園に向かいます。
なんと美しいことか。うっとりと桜に酔いしれる。

       
        

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我が家から1時間強の名城公園散歩コースは実にいい。
       

名古屋城散歩

3月31日(日)

やはり春が気になり、曇り空ですが名城公園に出かけました。

   

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 左:氏神様の那古野神社に隣接する東照宮。
 右:愛知県護国神社(ちょっと曇り気味)

             

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護国神社では結婚式が挙げられていた。親族の記念撮影に出逢う。
このときばかりは、新郎新婦の幸多かれをお祈りする。

    

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         ヒメオドリコソウ                  ?

いっせいに咲き乱れる様がいとおしい。おもわず足を止めて見入る。

             

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桜越しに名古屋城を眺める。
何度見ても飽きない大好きなスポットである。

              

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このあいだ巣作りをしていた白鳥のつがいは、仲良くやっている。
ネコヤナギの白、桜の桃色、 葦の薄茶色、いいところを見つけたものだ。
わたしが動物だったら、同じくここを選んだと思うほど好適地。

            

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ことしも綺麗な桜が咲きました。

朝の散歩

気になっていた春を確かめに、早朝に名古屋城まで散歩してきました。       


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        今日の桜(3/25)              3/12

このあいだ(3/12)から2週間。もうすっかり咲いていた。
あぁ、春が来たんだなぁ、と嬉しくなる。

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まだこんな感じです。もっとこんもり咲くんですよ。

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お堀にいる白鳥が陸に上がって何やらごそごそやっている。
長い首を上手く使って、枯れ草や落ち葉をかき集めている。
巣でも作るのでしょうか。

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もうひとつ気になっていたヤナギ。花穂がついていました。
これがなんとも言えずかわいいんですよね。大好き。

春はいいな。

北斎

             

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北斎を観てきました。
富嶽三十六景のコーナーは、人だかりでした。

知っているようで知らなかった北斎の作品を目の当たりにして感激した次第です。

春が来た

「新たに降った雪でラッセルだ」という仲間からの知らせで、この間の日曜日の山行は取りやめにした。
一般登山道なら雪は踏み固められているが、人があまり入らない道はラッセルを強いられる。
そういう道を行くことがわかっている。喉がひりひりしており無理はしたくなかったのでやめた。

昨日から一気に春めいて暖かい。
それなのに、風邪気味なのか体調がすぐれず、仕事もやる気が起きない。
気分転換に散歩に出て見る。

         

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まず、出迎えてくれたのが、私の大好きなオオイヌノフグリ。
指の爪より小さい。この青色がなんとも気に入っている。

                   

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名城公園内で一番早く咲く桜をチェック。 蕾が膨らみ始めている。
冬の寒さを耐え忍んだ力強さが感じられる。
地面に届くほど枝を伸ばしているので、花が咲いたらそれは見事な木である。

            

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名古屋城のお堀端の柳の芽吹きも順調。
葉っぱの出たころが私は大好き。
(先日の2008名古屋国際女子マラソンでは、ここがコースです)

           

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水鳥たちも気持ちよさそうに泳いでいる。

              
 

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春が来たら、まずに咲くからマンサクと言われているそうな。
このちりちりした花びらが大好きで、しげしげ眺める。

           

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梅も満開に近し。早朝だったら小鳥が蜜をついばんでいる様子が見られるのだが。

          

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ホームレスのブルーシートを満開の梅越しに撮影してみた。
私だって、許されるのならば、この時期ここにテントを張って別宅にしたい。

帰り道、いいにおいに誘われ御煎餅屋に寄った。
いかにも頑固親父といった感じの人が一生懸命焼いておられる。
こういう作業は見ていて楽しい。お土産を買った。

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1時間余の散歩、とても楽しく気分転換になった。

藤満開

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足が治り、久しぶりに名城公園に出かけた。
なんと藤が満開であった。
時折、風に乗ってくるほのかな甘い香りがたまらない。

5月2日から6日まで夫とお遍路に出ます。
お天気はまずまずの模様。

今度はどんな出逢いがあるかしら、わくわく。
31番まで打ち、無事帰ってきます。

吉野の桜

足を捻挫して10日、外出(山)許可は出ていないが、夫と母を誘って「吉野」に出かけた。
長年温めてきた憧れの地である。

6:30名古屋駅発(大和八木と橿原神宮前で乗換)
9:25吉野駅着

如意輪寺までバスに乗った。
満員のバスから降りたのは我々3人だけ。

如意輪寺は、吉野の地に南朝を樹立し京奪還の夢を抱いた後醍醐天皇の勅願寺で、境内に天皇稜がある。
桜は散っているが、うぐいすが鳴き雰囲気がいい。

東京から夜行バスで来たというハイカーが汗をかきながらやって来た。
聞くと、朝の6時から歩き始め奥千本からもう降りてきたという。
ルート確認し桜の情報を得た。
素晴らしい景色だと聞き、ワクワクした。

如意輪寺から展望台に向けて車道を歩いた。
すると・・・・・

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一目千本という桜が現れた。
あまりの景色の素晴らしさに何度も振り返っては眺めた。

途中、この桜の中を上がって行く登山道を見つけた。
桜の中を通って奥千本まで行けそうだ。
今回は無理だが、次回はこの道を行こうと思った。

完治していない?足のことを考えると、あまり歩けない母を連れてきたのは正解だった。
ゆっくりゆっくり中千本の展望台まで歩いた。
すると・・・・

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先ほどの桜の全体像が現れた。
滝桜が咲く上千本である。
生憎の曇り空で写りも悪いが、実際は感動する景色だった。
吉野の桜の多くはシロヤマサクラという山桜で、赤紫の若葉が出ると蕾が膨らむそうです。
濃淡があって美しいですね。

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滝桜から左に目をやると、桜の中に車道が見えた。
ここに立ち、始めて私は桜の中を歩いてきたことがわかった。

ここで昼食とした。
吉野駅前で仕入れた柿の葉寿司は美味しかった。
夫は隠し持っていた?お酒で花見を始めた。
実に贅沢な気分だった。

この先、奥千本までバスに乗るのだがバス待ち長蛇の列。
本来なら歩いてしまうのだが、母を置いていくわけに行かない。
4台のマイクロバスがピストン輸送する間、30分も並んで待った。

奥千本でバスを下車。
そこから金峯神社までの急坂が凄かった。
私は母の手を引き、夫は後ろから母を押し上げた。
それなのにこの狭い急坂を時々タクシーがエンジンをうならせ上がって来る。危ないったらありゃしない。

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参拝後、ポットの湯でコーヒータイムをした。
乗換の近鉄大和八木駅で仕入れたあんドーナツが美味しかった。

ここから先にある西行庵が今回のお目当て。
母には独りで待っててもらい、夫と更に奥に入った。

西行が3年間こもったという庵が、どんな所にあるのか見てみたかったのである。

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ずっと上がって行くのかと思いきや、途中から雑木のしげみを降る。
奥千本の桜を下に見ながらずいぶん降ると・・・・・

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広場になったところに西行庵はあった。
待賢門院に叶わぬ思いを寄せたとか様々に語られるが、自分自身を深く見つめる時間と余裕を持つにはうってつけの静かな場所だと思った。

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            写真をクリックして大きな映像で説明を読んでください

    吉野山梢の花を見し日より心は身にも添はずなりにき 

    吉野山去年の枝折の道かへてまだ見ぬ方の花をたずねむ

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    願わくは花の下にて春死なんその如月の望月のころ

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    とくとくと落つる岩間の苔清水 汲みほすまでもなきすみかかな

その苔清水がこの写真。
金峯神社で待つ母の土産にペットボトルに汲む。

西行や芭蕉もこの道を歩いたのかと思うと胸おどるものがあった。
途中で青根ヶ峰から来るハイカーに多く出会った。
その先は女人結界の地である。
やはりこれだけは守らねばならない。

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   興味のある方は、この地図をクリックしてから更に右下のマークをクリックしてご覧下さい

金峯神社に戻り、そのずっと先の蔵王堂まで歩いて降った。
母には結構きつい急坂が多いのでゆっくり歩いた。

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途中で水分(みくまり)神社を参拝する。
豊臣秀頼が江戸時代に再建したものでずいぶん古い。
並立する3殿をひとつに連ねた本殿はこの神社の独特の建築様式である。

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この西行像は1785年に作られたもので、現在は水分神社拝殿に安置されているが、もとは西行庵に置かれていたものだそうだ。

途中で見かけるポスターの写真は何処から見られる景色なのだろうと思いながら歩くと・・・・・

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とうとう出会えた。私はこの景色が見たくてたまらなかったのである。
感動の余り言葉もなく立ちすくんだ。

蔵王権現に対する信仰が献木によって全山を桜が覆い尽くすまでになった。
山上ヶ岳で見えたという蔵王権現を役行者が祀ったことに始まるのである。

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蔵王堂に着いたのは5時半をまわっていた。
戸は閉められ中を伺うことができず残念だった。

仁王門、銅の鳥居、黒門をくぐってケーブルカーで吉野駅前に降り立った。
18:38発の電車に飛び乗り、名古屋に着いたのは21:50だった。

足が疲れたとも痛いとも言わず、母はよく歩いたものだ。
夫のお陰で親孝行ができた。
楽しい一日だった。

 

朝の散歩

毎朝とまで行かないが、今日も名古屋城周辺を1時間強、夫と散歩した。
毎日の微妙な変化がとても楽しい。

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自宅から数分のところにある名古屋高速道路高架下をくぐって名古屋城に向かう。

 

名古屋城お堀の桜が、ようやく満開になってきた。
長く続くこの桜並木道が、私は大好きである。

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お堀に沿って歩くと名古屋城が見えてくる。
今はいないが、このお堀にも結構の数の野鳥(かも・さぎ・かわうなど)が羽を休めにくる。

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名古屋城がよく見えるスポット。
三脚を立てたカメラマンを真似て私も一枚。

名城公園内で、ここが一番好きな景色。
なのに、花見客が陣取っているシートが邪魔だ。
もう3~4日もすると、地面もピンクに染まる。
早朝の踏まれていない道は、それはそれは奇麗である。

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名城公園から見える名古屋城とミッドランドタワー(右)
私は、名城公園とミッドランドタワーとの間に住んでいる。

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うぐいすの鳴き声もときどき聞こえる。
立ち止まってよく観察すれば、姿も確認できる。
こんなときは嬉しくなる。

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池のほとりの桜の木の下にもぐりこんでは桜を愛でる。
こんなところが大好き。ときどき野良猫がいる。

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名城公園は藤棚も立派である。
もうこんなににょきにょき伸びてきている。

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この通りは交通量が多いので、散り始めると桜吹雪の舞い方がすごい。

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能楽堂横の桜は、枝振りが立派である。
木の下に立っては、桜に抱かれる感じを味わって満足している。

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この歩道橋を渡ると、もう殺伐としたビルが立ち並ぶ。
いっぺんに私のこころがしぼむ。

実は、この歩道橋でとんでもないことが起きたのである。
登りはじめにすべって転んだ。靴も脱げた。

幸い痛みがなく、普通に家まで歩いて帰って、たまっていた仕事を午後4時まで普通にした。

順調に仕事が片付きヤレヤレと立ち上がったら、突然猛烈な痛みが来た。
右足が床に下ろせない、歩けない、階段も降りられないので夫を呼んだ。

おんぶしてもらって病院に行った。
捻挫である。
もうこのときは、じっとしていてもヅキヅキ痛む。

朝、歩道橋ですべって転んだのが、こんなになるとは。
病院の先生曰く、
「転んでからの日中のデスクワークがよくなかった。とにかく数日安静」と。

考えてみれば、今日は一日中デスクワークだった。
今日に限って、だらだらしていなかったのだ。

その晩の痛みと言ったらなかった。
足の置き場がなく苦しんだ。

何をするにも夫の世話になった。
何十年ぶりに夫におんぶしてもらった。

朝は、あんなに楽しかったのに、こんなことになるとは・・・・・。
私は歩けるようになるのだろうか。
お四国をまだまだ歩きたいし、野山に入りたいし。

とにかく養生に専念するしかない。

追記
この時に履いていた靴、私の歩き方には適していなかったと仕切に言ったからか、私が苦しんでるあいだに、夫は即捨てたと後になって聞いた。

 

 

城崎温泉・天橋立

女友達3人で1泊2日の温泉旅行なるものをした。
この友達のお陰で、私もこのようにまともな旅行をすることがある。
決して4月1日のエイプリルフールではないので念のため。

3月31日、まず城崎温泉に向かう。
はるか昔、国語の教科書で習った「志賀直哉の城崎にて」を思い出す。
が、覚えているのは題だけで内容はまったく覚えていない。
何十年かたって、その城崎に来る機会を得たわけである。

山をやるものとして、やはり城崎全体を見渡す高い所に登りたい。
というわけでロープウェイで大師山に上がった。

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生憎の曇り空だけれども、城崎の全体像は、こんな感じ。
奥に見える大きな川が円山川で、左奥の日本海に流れ出る。
こんなとき決まって思うことは、この円山川の源泉はどの山だろうってこと。
振り返ると高い山があったので、それかなと思った。

下山する途中にある「温泉寺」と「城崎美術館」に立ち寄る。
温泉街だけあって「温泉寺」とは忘れない名前である。
ちなみに、高野山真言宗、お大師様が祀ってあった。

南無大師遍照金剛を唱えたからだろうか、願ってもないことが起こった。
強風でロープウェイを動かせないので歩いて下山してほしいとのこと。
何たるラッキー、歩いて行けるなんて願ってもないことである。
私はルンルンで降った。
お陰で、ショウジョウバカマやスミレが咲いるのも見られた。
山をやらない連れのふたりが辛かったことは言うまでもありません。

宿でもらった外湯めぐりの無料券で3つの湯につかる。
もう少し入りたい心境だったが、のぼせてぶっ倒れても困る。
などと考えていたら雷が鳴り始めた。仕方なく宿に戻る。

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蟹・蟹づくしの夕食だった。
なかでも、右側にある皿そばが興味深かった。
まぁ、椀こそばのお椀がお皿になったようなものでしょうか。
出石(いずし)そばといって有名であるそうな。

夕食後、連れのふたりはエステなるものに出かけた。
何分か知らないが6000円もするという。
山で紫外線浴びまくりの私はエステは無縁である。

夕飯を下げ、布団を敷いてもらったら連れを待たずに寝てしまった。
明朝、連れ(同い年)の顔をしげしげ見たが、あんまり・・・・だったが老眼のせいだろうか。それとも後日成果が現れるのだろうか。

翌朝、城崎温泉から天橋立に向かう待ち時間、名残惜しく駅前を眺める。

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城崎温泉駅前の駅舎温泉さとの湯はなかなか立派な建物だった。
右端にそれをスケッチしている浴衣姿の人がいるのだが、この温泉街は無料でスケッチの道具を貸してくれるそうで、昨日も方々で見かけた。

天橋立駅から観光船に乗って対岸に渡り、ケーブルで傘松公園に上がる。
すると、お決まりの・・・・・

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股のぞき台がある。
少なからず抵抗があったが勇気を出してポーズ。
お天気なら素晴らしい景色なのでしょうが、生憎の曇り空で日本三景のひとつといわれてもぴんときません。
余談だが、民謡で「・・・縞の財布を・・・丹後の宮津でぴんと出した~」というのがあるのだけれど、このぴんとは何だろう?

ここでまた山をやるものとして更に上にある成相寺(西国28番札所)からの景色が気になる。
昼食時間を利用して私だけ単独行動をとる予定だったが、急に連れも行くというので一緒にお参りした。

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線香・蝋燭・納め札・写経を納め、きちんと般若心経も唱えた。
西国を歩く人がいるが、ずいぶんの距離だろうと想像する。
ここからの景色は、生憎の曇り空でさっぱりだったが満足だった。

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傘松公園に戻ったら少し天気が回復したがご覧の通り。
五分咲きの桜越しに、日本三景のひとつ天橋立を間近に見ながらリフトで降った。

海岸沿いにバスで30分揺られ、伊根湾着く。
ここも長年来たいと思っていたところ。
船に乗って伊根湾めぐりをする。

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船に決まってついてくるかもめの大群の中に、とんびもいた。 
船を下りてから散策して気づいたことだが、蔵が多く立ち並んでいた。
網とか漁に使う道具を納めるための蔵だそうだが、もはや使われている気配がないものが多い。
海からの入り口にコンクリートを流し、車庫にしている家もたくさん見た。
やはり時代の流れというものなのでしょう。

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海側から見るこの舟屋の景色が、だんだんなくなっていくのは残念に思う。

帰りは天橋立を自転車で戻ろうという計画だったが雨が降りそう。
帰りも観光船にした。
またもや名残惜しく振り返ると、高台に股のぞきをした傘松公園が見える。
もう来ることもないだろうと心の中で手を振った。

この晩、京都経由で名古屋に戻ったのが21:44。
駅に夫が迎えに来てくれた。
至れり尽せりである。

夫に恵まれたお陰で、我々女3人は楽しい旅をすることができた。
この旅で更に夫達への感謝の気持を抱いたのであった。おしまい