[E:sun]女友達と3人で京都まで花見に出かけました。
まずは、山科から蹴上に出て花見の名所のインクラインへ。
満開という桜に誘われ来てみたけれど、ものすごい人出です。
観光客の行列に並んで、ここはさっと通過。
次の「岡崎桜回廊十石舟めぐり」に急ぎます。
琵琶湖疏水沿いの桜を舟に乗って楽しむというものです。
なのに、ときはすでに遅しで今日の分は完売(予約受付なし)といいます。
午前中に完売とはどういうことだと文句を言っている人がたくさんいました。
急いで来たのに売り切れで、本当にがっかりでした。
(上記ホームページから動画をご覧下さい。きっと乗りたくなりますよ。)
乗ることができるこの行列の人たちをうらやましく見送りながら先を歩きます。
すると、満開の桜のもとで人前結婚式が行われていました。
この若いカップルの門出に立ち会えた喜びで、舟に乗れなかったことなどもうすっかり忘れてしまいました。
明治時代の政治家山県有朋の別荘「無鄰菴」を見学。
琵琶湖疏水を引き込み、東山を借景とした庭園です。
「手つかずの自然のごとき庭園」がここのコンセプトとか。
うなずける心の安らぎ感がそこかしこに見受けられます。
訪れる人もあまり多くなく、こじんまりさがとても気に入りました。
平安神宮の巨大な鳥居が晴天のなか一層鮮やかです。
昼食後、平安神宮へ。観光バス団体客がわんさかと列をなしてやってきます。
神苑入り口の紅枝垂桜は五分咲きといったところ。でも息を呑む美しさです。
桜の園を仰ぎ見ては、あぁ・・・と感嘆の声を何度あげたことでしょう。
これほどの素晴らしい桜に出逢えたこと、今回は実についていました。
約1万坪もあるというこの池泉回遊式庭園は、工夫があちこちになされていて何度訪れても飽きることありません。水面も満開の桜です。
森を抜けて東神苑をぐるっと回り泰平閣(橋殿)へ。
池のほとりの紅枝垂桜も綺麗ですが、水面に写る桜色がとても綺麗です。
ときおりそよぐ風が水面の彩りを消してしまいます。
無常の風に、あぁ・・・。 ほんのり現れては、あぁ・・・。
そんな風のいたずらを飽きることなくぽかんと眺めていました。
平安神宮を出ると舟が西に向かって行きました。
乗れなくて残念だったけれど、その代わりにこの日にしか見えなかったものをたくさん見ることができました。
ぶらぶら南に歩いて八坂神社に向かうはずが、急に思い立って右に回って祇園白川へ。
何度目になるでしょう、この桜との対面。
いつ来ても祇園の雰囲気はいいものです。
四条烏丸に近い「創作ダイニング」で夕食。
このお料理は目で楽しむ工夫がなされ、おなかいっぱい満足のいくものでした。
運転をしてくれた友達のお陰で楽しい旅になりました。
美しい景色、おいしいもの、友達、どれも満足で幸せな一日でした。
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