お江戸へ⑦ 浅草

皇居参観後、竹橋駅から東京メトロに乗って浅草へ

    
東京メトロは、名古屋で普及しているmanacaというICカードが使えるのでとっても便利。

 

 
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浅草に着くと雨は上がっていた。
 
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雷門と書かれた大きな提灯の下は、こんなふうに立派な龍の彫り物があしらわれていた。
 
 
仲見世通りの土産屋をひやかしながらふらふらと歩く。

 
 

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昼飯にと入ったお店で天丼を頼んだ。蓋からはみ出る天ぷらは見るからに味が濃そうで、食べる前から私の脳が胸焼けという指令を出す。大失敗。考えてみれば朝はマックで、昼に天丼とは、ワタシ的には無理があった。

 

口の周りをギラギラにさせ、仲見世通りに戻ると・・・・

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スカイツリーが目に飛び込んできた。浅草とスカイツリーは相乗効果抜群。

 

 

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手に朝顔の鉢を持つ人が多かった。朝顔市というのがあるのだろうか?見回したけれど、それらしいお店はなかった。 

 

 

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ようやく浅草寺にたどりついた。初浅草寺にオノボリサンはワクワク。

テレビでよく見るこの浅草寺名物的な光景・・・・

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線香の煙を頭から全身に浴びている人がいっぱいです。これって
どんな効果があるのかなぁ~? いちおう敬意を表して儀式的に私も真似る。でもねぇ~四国遍路88ヶ所のお寺で、線香の煙を身体にかけるという話は一度も聞いたことはない。なぜだろう?

 

浅草寺にも五重塔があること知らなかった。立派です。

 

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ようやくお参りするところに到達。階段を上がって参拝。

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本尊は観世音菩薩とある。
「二男夫婦の懐妊報告と安産祈願」をお願いし、「南無観世音菩薩・なむかんぜおんぼさつ・ナムカンゼオンボサツ」と3回唱えた。

 

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浅草寺を出るとまた雨が降り出した。午前中の疲れがどっと出てきたのを感じる。

 

花やしきを通り過ぎ、浅草ロックというところに出る。どう見てもストリップショーのよう。夫婦でストリップショー観るのも何だから、寄席でもと思ったら、夜の部16時40分~21時まで2800円である。もう少し気軽に見られるといいのになぁ・・・。ストリップも寄席も見送り、とりあえず喫茶店に入る。

 

ドタッと椅子に腰掛け、注文するな否やコーヒーが出てきた。あまりの早さにびっくりしながらヒトクチ飲むと微妙にぬるい。このがっかりなぬるさが疲れを増長させることとなる。文句言うのもメンドクサイほど眠くて、ヒトクチ飲んだだけで目を閉じていた。夫も。


 

喫茶店を出てもまだ雨。下町特有の骨董品や昭和に流行った商品を並べたお店を夫は面白がるので、ブラブラと浅草通りまで歩いた。

 

帰りの新幹線21:00までお江戸を目一杯散策するつもりだったけれど、雨で散策はもうどうでも良くなっていた。東京駅に出て、早い時間の切符に変えてもらうこともできただろうけど、それすらメンドーだった。

 

そういう時のためにと考えておいたエスケープルートに変更[E:flair]

田原町駅から東京メトロ銀座線で三越前に出て、『コレド室町2』という映画館に入る。『超高速!参勤交代』も観たかったけれど、昼寝[E:sleepy]で時間をつぶすわけだから、始まる時間が早い『ノア 約束の船』を選んだ。 

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しかし、この映画、意外と面白く居眠りもせず最後まで観てしまった。

Cimg0769 OEDOでEIGAでした。

 

三越前からメトロに乗り、大手町で乗り換え東京駅に出る。manacaは便利でした。21:00の新幹線に乗って名古屋に無事帰宅しました。

息子にも会えたし、楽しいお江戸見学でした。いやフルムーンでした。

                                         おしまい

 

 

 

 

 

 
 

お江戸へ⑥ 皇居 

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皇居にはたくさん門があるけれど、参観者や勤労奉仕の人は桔梗門を使うらしい。業者の車もチェックを受けては桔梗門を使っていた。これはどうも皇居に関係ない人の勝手口的な門のようです。
 
 
雨のなか待たされた我々もチェックを受けてから、4人づつ整列して土橋を渡り桔梗門へと進む。何だか管理されてる感じがしないでもないが、皇居内に入ることは誇りだと思う輩の行進はまじめそのものだった。日本国の象徴と習った天皇が住む敷地内、そして歴史で習った江戸城(跡地)、という異空間へと入っていく。

 

 

 
Cimg0717 上のパンフレットの①窓明館で参観においての注意点を聞く。そしてビデオで今日見学するところの予習。

その後、売店のお土産の宣伝となる。ここでしか買えない菊のご紋入りというセールストークに、参観者は我も我もと買いあさる。小さな売店はたちまち大繁盛。宮内庁の商売上手を感じた。
 
 
Cimg0052 もちろん私もこの商法にまんまと乗り、菊のご紋が入ったカステラを2箱と菊を型どった干菓子を購入。包装紙には宮内庁内売店と印刷されている。宮内庁御用達とかいうキャッチコピーに惹かれるのは日本人の証かな。

このカステラの製造者は鹿児島県霧島市だった。江戸城の無血開城に尽くした篤姫の出身地と因果関係があるのかな?だって予習ビデオや参観途中でも、丸に十の薩摩・島津藩という言葉を耳にタコが出来るくらい何度も聞かされたから、そう結びつけてしまう。思い違いだったらごめんなさいです。

皇居参観は、窓明館で労力とお金を使ってからようやく開始となった。道の脇を4人ずつ整列して歩くようにと言われたが、傘をさしているのですぐにぐちゃぐちゃになる。

 

Cimg0718 やたら説明を受けた「丸に十」の島津藩の家紋。 

 


 

Cimg0722 富士見櫓は江戸城最古で加藤清正の築城という説明だった。そのときお馬が通り護衛官が道を開けるようにとアナウンスが。何だが時代錯誤に陥る。

 


 

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坂を登って行くと、テレビニュースでお馴染みの「宮内庁庁舎」。これがそうなのかとオノボリサンは眺める。

 

さらに行くと、これまたテレビでおなじみの建物
Cimg0727 新年一般参賀などで、天皇陛下がお出ましになられる長和殿。
 天皇陛下が立たれる長和殿と国民が旗をふる東庭は意外と近いことに驚く。

 

 

さらに進むと・・・・・

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正面鉄橋から見る「正面石橋のめがね橋」。鉄橋と石橋を合わせて通称「二重橋」と呼ばれるらしい。今度皇居に訪れるときは、まず正面から二重橋を見るという計画を立てます。

東京だよおっかさんに出てくる「♪ここがここが二重橋、♪記念の写真をとりましょうね♪」は向こうから見るここのことを歌っているようです。その当時は皇居内に入れなかったのでしょうか。

鉄橋から初めてめがね橋を見る私のようなパターンでは、島倉千代子もあの世から笑っていそう。余談ですが、私が4~5歳のころ、島倉千代子と同じ宿に泊り、りんごをもらい頭をなでてもらったそうです。全然覚えていませんが、そのときのこと親からよく聞かされました。

 

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その正面鉄橋から見る伏見櫓。下記の理由により解体修理中。それにしても東日本大震災にはこういう被害もあったのですね。おっかさんをつれてくるならば来春以降ということですね。

 
2014.1.27 20:53
 

仮設足場で囲まれた皇居・伏見櫓(宮内庁提供)

 

 

 宮内庁は27日、東日本大震災で損傷した皇居の伏見櫓(やぐら)の改修工事を行うと発表した。2月中旬から約1年かけ、瓦を全面的にふき替えるほ
か、外壁漆喰(しっくい)を塗り替える。江戸城の面影を残す伏見櫓は、手前に見える「二重橋」とともに記念撮影の名所となっているが、工事用の仮設足場が
組まれるため、今年12月まで姿が見られなくなる。

 宮内庁によると、震災によって、伏見櫓は瓦がずれたり、壁に亀裂が入るなどした。震災後に応急復旧したが、将来的に雨水浸入などの懸念があるため、本格改修する。総工費は約9700万円。

 また、皇居・東御苑にある「大手門渡(おおてもんわたり)櫓」も、2月から来年9月まで改修工事を行う。

 伏見櫓は1628(寛永5)年、京都・伏見城から移築されたと伝えられる。大正12年の関東大震災で損壊、解体修理されている。

 

 

 

正面鉄橋からUターンして宮殿にもどる。

 

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これは宮殿北車寄で、国内の賓客が宮殿に参入される際の玄関。オバマもここから入ったそうです。

 

 

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このへんで雨が上がり護衛官は雨具を脱いだ。静かな山下通りを降っていく。この左手が天皇陛下がお住まいになる吹上御苑。以前、テレビで吹上御苑内を見たけれど、それはそれは植生が豊かだった。そんな静かな森がこの左手にあるのだと思うとうらやましく、許されるならば立ち入りたい心境だった。

 


 

Cimg0744 雨が上がって喜んだのもつかの間、すぐに傘のお世話になる。雨に始まり雨に終わる1時間15分の参観だった。 

 

 

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どれだけ知識がついたかわかりませんが、
百聞は一見にしかずで満足顔のオノボリ1号と2号。

 

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雨でも走る皇居ランナー 

             皇居のランニング ルール作りへ  

ランナー専用道路ではないですよ、という警告にいろいろ問題があるのだなと思う。

 

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皇居参観は運良く出来たけれど、今日は皇居東御苑はお休み。また出直すこととなる。次回は桜の頃来て、皇居ランナーのごとく散策するつもり。 

 

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名残惜しくお堀沿いを竹橋駅まで歩き、東京メトロに乗って次の目的地へ。

                                     しつこくつづく

 

 

 

お江戸へ⑤ 2日目 

「やっぱり雨か!」窓の外を眺める夫の言葉で目覚る。

8:15ホテルをチェックアウト。初めての銀座はたった9時間余の滞在だった。
銀座と言っても1丁目なので駅まで徒歩圏内。手荷物に傘といういでたちで2日目スタート。

ホテルの朝食は一人2500円もするので、駅のマクドナルドにした。今ではマックに入ることもないので、この倹約まんざらでもない。・・・というのはケチのイイワケでしかない。

今日の予定は、10時から皇居参観。コーキョですよコーキョ!とオノボリサンはちょっと緊張というか興奮気味。
こういう参観というものがあることも知らず皇居のHPを見ていて、
残り4名という数字に即申し込んだ次第。これで胸をはって日本人と言えそうな気がする、というのはちょっと大袈裟かな?
 
 
コインロッカーに手荷物を預け、
東京駅構内を抜けて皇居側に出る。

 
 
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マンホールの蓋が私の足を止めた。
桜でしょうか?(東京都の花・ソメイヨシノと東京都の木・イチョウ、そして周囲を波形に縁取っているのはユリカモメだそうです)

雨に洗われ濃くて綺麗。真ん中の色付きの数字(08 71 5H 05)も気になり撮影。家に帰ってから調べてみたら・・・なるほど~。蓋の番号で都は管理しやすく、また見る人に情報提供しているのですね。私が住む名古屋では見たことがないマンホールの蓋の番号に、さすが日本の首都・・・と感心する。たかがマンホールの蓋、されど・・・・です。本当に楽しめる。

 


 

Cimg0712 徳川家の居城だった江戸城は、明治維新後、皇居になっているから興味深い。

 

 


Cimg0714この桔梗門前に9時50分までに集合。なのに着いたのは9:30。
雨のなか、先着30名ほどの団体の後ろに並んでじっと待った。

 

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お江戸へ④ 郵政博物館

スカイツリーから降りて次に向かったのは、今年の3月1日にオープンした郵政博物館。

 

今年2月に来た時はオープン前だったので、今回は楽しみにしてきた。

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東京ソラマチイーストヤード9階の郵政博物館 入場料300円

 

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まず目を引いたのは、この作品。わかりますか? 目を細めてみると・・・・すごい!モナリザです。

 

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切手で仕上げたこの大作は圧巻です。

 

 

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これは、使用済み切手をちまちまと収集した私のもの。こういう楽しみ方をしている私は、モナリザの大作は大変興味深いものでした。

 

Cimg0057                       蕗谷虹児「花嫁」1968年

郵政博物館というだけあって、記念切手やらたくさん展示してあり、本当に楽しいところでした。 自分のお土産に、花嫁のハガキを5枚買いました。ひょっとしてあなたに送るかもしれませんよ。

 

 

1階に降りたら短冊が用意されていた。「家族の健康」という類いの願いごとを書いて・・・・

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スカイツリーの足元の笹に飾りました。何年ぶりだろう・・・笹に短冊を結わえたのは。

 

         五色の短冊  私が書いた
            お星様きらきら  空から見てる♪♪

 

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このあと、息子が住む千葉まで足をのばしました。
わずか3時間あまりでしたが、夕飯を共にし楽しい時間が持てました。

 

10時過ぎに東京駅に戻り、銀座のホテルに入る。充実したフルムーン初日でした。

                                   翌日につづく

 

 

お江戸へ③ スカイツリー

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吾妻橋から見る建物は、計算されたかのように配置よく並んでいる。ゴールドに輝くのはアサヒビール本社らしい。

 

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吾妻橋を渡ってから、案内板に逆らいリバーサイドを行くと、アサヒビール本社ビルに映り込むスカイツリーを見つける。こんな発見を大袈裟に喜ぶ単純な私です。

 

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さらに歩くと勝海舟の像があった。いやに大きなチョンマゲだなと近づいてみると、鳩だった。それを許す勝の図はおもしろい。コソバイ~!

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建立の記によると、勝の生まれは指差す方向の両国らしい。江戸を戦禍から救い、今日の東京の礎を築いた英雄である云々と書かれている。 

 

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水上バスから見た電車の線路沿いに歩く。線路をくぐるとほどなくスカイツリーの敷地内に出る。

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浅草からスカイツリーまで乗せてきた帰り道だろうか。カラの人力車2台。

 

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エレベーターで一気に地上350mに運ばれる。まず浜離宮から船で上った隅田川を目でたどる。そして吾妻橋で下船してから、ここまで歩いた電車高架沿い(茶色)も。ルートをたどる作業は楽しい。

「たどる」という動詞、大好きだということ今気づいた。ググってみたら、なるほどね~  辿ると書く。

 

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今日の隅田川に船は見当たらない。やはり川には船がなくちゃ絵にならない。

 

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明日は七夕。ガラスに天の川が流れているのかな? なんだか童心に帰る。

           笹の葉さらさら  軒端に揺れる
            お星様きらきら  金銀砂子

          五色の短冊   私が書いた
            お星様きらきら  空から見てる♪♪

 

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この写真はスカイツリーの案内板を写したものだけど、富士山は皇居の森の右奥にこんな感じで見えるらしい。もうここには来ることはないだろうから、そのあたりをよく見ておいた。

 

Cimg0694江戸切子を模したようなエレベーター内の照明。うっとりしたのはつかの間、一気に下界に降ろされました。

                                     まだまだつづく

 

 

 

 

 

お江戸へ② 隅田川

 
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水上バスが浜離宮乗り場にやってきた。

 

 

Cimg0636 「おじいちゃんと孫」の後ろの席が空いていたので陣取る。坊やはおじいちゃんが大好きで、おじいちゃんは坊やが可愛くてたまらない様子が見て取れる。微笑ましい。こころの広さを感じさせるおじいちゃんの大きな背中だった。

 

Cimg0638 水上バスは浜離宮を後にする。

 

 
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隅田川の河口である日の出桟橋に寄る。東京湾だけあって大きな船がいくつも停泊していた。 

全くと言っていいほど関心がなかったレインボーブリッジやゆりかもめやお台場が手に取るように見え、ちょっと心が踊った。まさしくオノボリサン。

このあたりに東京オリンピックの会場や選手村ができるとアナウンスが流れる。きっと水路も大いに活用されるのでしょう。そのときは隅田川を下ってくることにしよう。

 

 

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進行方向を北に変えると、遠くにスカイツリーを見つけた。今から14~5の橋や鉄橋をくぐり、吾妻橋まで
隅田川を上る。

 

Cimg0645 まず右岸に築地市場。進行方向に向かって右側の席に座ったので、左側に移動する。東京の食生活を支え、日本を代表する市場だけあって大きい。圧倒。

 

 

Cimg0649 もう座ってられなくて、一番前に行って景色を眺める。

 

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水上バイクが水しぶきを上げ、猛スピードで下ってくる。

 

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一番前に移動したので、橋の名前まで読み取れます。両国橋です。お相撲さんをイメージしました。

 

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両国橋を過ぎるとスカイツリーが間近。


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吾妻橋を過ぎると左から電車が延びてきた。押上駅に向かうようだ。やがて首都高速の下にもぐっていく。うまい具合にいい光景が見られた。

 

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浅草吾妻橋で下船。
川面からしか見られない景色を堪能した。満足満足。

 

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吾妻橋に上がり、今降りた船着場を振り返る。リバーサイド見学は楽しかった。

                                       つづく

 


 

お江戸へ① 浜離宮

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今日は夫とフルム―ン。

東京駅8:43着、JR山手線に乗換え新橋駅まで名古屋からジャスト2時間。

右も左もわからないオノボリサン1号と2号。空を見上げ太陽で位置の見当をつけ、地図を片手に「あの森がそうだな」と浜離宮に向かう。東京オリンピックに向けての工事がもう始まっているのか、ずいぶん大回りを強いられた感あり。

 

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ここに来たのはコノときの・・・・いつか桜の時期にでもアノ船人になりたい・・・・を実行するため。来年の桜の時期まで待てず来てしまいました。

 

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浜離宮の知識を持たず来た私は、この沿革を読み、こういうところだったことを知る。これが書かれたのは昭和23年。戦後まもなくのこのころ、ここは貴重な場所だったことが読み取れる。

 

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将軍家の鷹狩の場所から始まり、徳川家が景観を整え、明治維新後は皇室の離宮となった場所が・・・・

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今では、大企業のビルが立ち並び、日本の発展が見て取れる。タイムトラベルにオノボリサンはちょっとカルチャーショックぎみ。

 


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それにしても東京湾に面し、地の利をよく考えたものです。

 

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海水を引き入れた「潮入の池」に浮かぶ中島の御茶屋での一服する。

今も昔も変わらぬ潮風にふかれ現実に還る。

 

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さて、ここに来た目的♪のぼりくだりの船人♪となるべく行動に移す。

 

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そうです、ここから浅草・吾妻橋へと隅田川を上るのです。

水上バスは浜離宮から一度下って「日の出桟橋」に寄ってから、隅田川を遡上。

オノボリサンがいよいよ川をノボル。ワクワクで船に乗り込みました。

                                    つづく

 

 

女3人旅に出る 2日目② 国譲り

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団体祈祷といえども、神楽殿に昇殿できたことはよい記念となった。ご祈祷後、お神酒をいただき、例の[E:paper]ぱ~で負けたお守りを頂く。それにしても小さいお守りです。が、私の願いをお聞き入れ頂いた証として、ありがたくいただく。

 

自前で買い求めた御札(写真左)が入っていた袋に気になる歌が。

   国譲り 祀られましし 大神の 奇しき御業を 偲びて止まず 

                       平成15年 皇后陛下の御歌 

 

これが伊勢神宮と出雲大社の関係の糸口となり、点と点が繋がりだす。

色々と調べてみると、なるほどなるほどです。信者でガイドのYさんのツレナイ返事もうなずけるというものです。

昨年の両遷宮がきっかけで、私のように興味を覚えた人は少なからずいるでしょう。出雲が伊勢遷宮の20年の倍数であることは、やはり日本国の成り立ちを後世に語り継ぐため、八百万の神様が決めた計らいであるように私は思います。それにしても興味深い話です。

 

神楽殿から御本殿に移動。備え付けの傘を借りる。

 
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写真をクリックして大きくして見てください。大粒の雨です。

宮司さんに案内され、一般参詣者とは別に、この八足門(やつあしもん)に向かって左の入り口から中に入る。寒さもあってか御本殿前に立つと、身が引き締まる思いとなる。二礼四拍手一礼、住所・名前・お礼を述べ、先ほどもお願いしましたアレ、何卒・・・と祈った。

 

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八足門の鴨居部分は左甚五郎作だとか、亀甲紋のことの他に、出雲で言う神在月の頃、海から上がるセグロウミヘビの話を聞く。この蛇は背黒で腹は金色だそうな。さすが信者の話はマニアックだ。

 

 

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この3つの丸の話は特に興味深いものだった。何でも2000年に本殿の柱が出土したそうで、その跡だと聞く。

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国譲り当時の出雲大社本殿は、高さ48mもあるこんな巨大神殿だったそうです。弁当忘れても傘忘れるなという土地柄ゆえ、宮司泣かせ[E:rain]の長い階段だったに違いないでしょう。(昼食後に寄った古代出雲歴史博物館で撮影)

 

そういえば伊勢神宮は20年で全部を建て替えるけれど、出雲大社は60年で檜皮葺の屋根を替えるだけ。なのでこちらのほうが古い建物であるとガイドさんは力説。出雲に誇りを持っていらっしゃる。

 

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そんな話をきいていたら、あっという間に青空が広がる。先程の冷たい雨はウソかのように暖かくなった。本殿裏の山に咲く山桜が綺麗だ。

 

 

Cimg0115 小さいころ絵本で読んだ「イナバの白ウサギ」の話は、こういうことだったのかと、ガイドさんの説明は合点がいくものだった。大黒様が担いでいる袋には、私達の苦難や悩みが入っているとか。私のアレもこの中にあるのかな? 恥ずかしい話だけれど、この大黒様が大国主大神だということ初めて知った。

 

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ガイドさんに無理を承知でお願いしてみたら、御本殿一周の案内をしてもらえた。青空にお社が映える。ここ出雲の天気のように
神様も気まぐれだから、お願いはアテニナラナイヨと天の神様が言っていると思えなくもない。

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御本殿を裏から見る。ぐるり一周は願ったり叶ったりだった。

 

 

四の鳥居「銅の鳥居」を出るとき、ひとりのツアー客が鳥居を手で触った。するとガイドさん曰く「畏れ多いので、なるべく触らないように」と。そういうものだということを初めて知る。毛利輝元の寄進と聞く。本殿前で「一文字に三つ星で一品」という話が出たことがうなずけた。そういえば長州を旅した時、レンタサイクルで指月公園に鎮座する毛利輝元像の前を通った。あのお方からなのかと思った。

 

この先に続く一の鳥居への参道に、全国でまれな下り参道があるそうな。しかし今回のツアーにはこの先は含まれておらず残念に思った。私が知っている四国82番札所根香寺のようかなと想像するしかなかった。

 

 

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左)出雲大社の現宮司の千家國造氏が住むというお屋敷。ここにも注連縄が。

右)昼食には、出雲名物の割子そばが。2枚ありました。

 

この後、バスに乗り出雲大社を後にする。あのガイドのYさんが満面の笑みで見送ってくれたのは印象深いものだった。Yさんとの出会いは、縁結びの神の計らいだった・・なんて思う有意義な時間だった。

 

 

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出雲の山には、山桜が盛んに咲いていた。

 

Cimg0134 往路は一般道を東へ走る。突然宍道湖が現れる。その大きさにちょっと驚いた。しじみ漁獲量日本一で有名だが近年他県に首位を奪われているそうだ。

 

このあと岡山駅に向かってひたすら南下。

バスの終着地岡山駅に着くやいなや、『やなせたかしのアンパンマン号』が目に飛び込んできた。そうか、ここは瀬戸大橋で四国とつながっていたんだと気づく。高知からここまで走って来たのかと思ったら、高松と琴平から1日2便往復だとJR四国HPに書かれていた。

                          JR四国HPより拝借   

実は3月中旬のこと。私はお遍路に出ようと思っていた。何だか生きつまり感があって出たくて仕方なかった。しかし出る気力は昔のように勢いなく、かわいそうにも自分をごまかした。なのでアンパンマン号を見てお遍路を恋しく思った。

 

帰路は岡山駅発ののぞみだった。見渡せば同車両の網棚には笠やリュックや金剛杖がここかしこに。近寄って話を聞きたかったけれどできなかった。こちらに笠・杖がないとこうも気軽に話しかけられないことを思い知る。

そのお遍路の団体は名古屋駅で降りた。何気に声を掛けてみたら、歩きではないけれど楽しかったという返事。その言葉だけでお四国を感じることができた。

 

名古屋駅改札口を出ると、前を歩くお遍路さんを見つけた。近寄り「岡山駅構内で見かけましたよ」とその女性に声をかけると笑顔で返答してくれた。わずかだが掛け連れることができ、最後にお遍路の醍醐味をほんの少しだが味わえた。

出雲の神様、縁結びのお願いはコレではないですが・・・・と念押したくなるような嬉しい出逢いだった。

 

理解あるつれあいの元にそれぞれ帰る女3人。

楽しい女3人旅はこれでおしまいです。また。

 

 

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                  作品その5 ツキヌキニンドウ

 

 

 

女3人旅に出る 2日目① 出雲大社

大山ロイヤルホテルでの朝食は、昨日の夕食と同じくバイキング。
お腹いっぱい食べて7:50バスに乗り込む。この時小雨で寒かった。
 

 
5 鳥取県を発ってまた島根県に入り、小雨の中、バスは山陰自動車道をひたすら西へと走る。

バスガイドの案内で右手を見ると中海。日本海と中海を分けているのは弓ヶ浜半島というから、昨日ホテルの窓から見たのは弓ヶ浜半島のような気がした。

米子鬼太郎空港の滑走路もちらっと見えた。そう、ここはゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげるの発祥の地。朝ドラ「ゲゲゲの女房」でも有名になった。ちなみに鬼太郎空港は愛称だとか。今から行く出雲にも「出雲縁結び空港」というのがあるという。

 

 

出雲大社に着く頃には青空が広がる。

 

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ここからは、出雲大社の信者でガイドのYさんについて行く。

まずは日本一の「日の丸」の説明から始まる。
「え~これは高さ47m。国旗は畳75畳分もあります」に、お決まりの「へ~」という観光客。続いて「NHKの放送終了時、国歌君が代が流れる中で映る日の丸はここのものと言われています」にまたまた台本通り「へ~」の合唱に、ガイドのYさんの小鼻は心なしか膨らみ気味、ニコニコ顔だった。それを見て我々もニコニコになる。

それにしても国旗の大きさにびっくり。37坪ですよ。うちの隣の空き地より大きいなんて到底思えなかった。この日は風が強く、綺麗に日の丸が見えるように撮影するのに苦労した。37坪アナドルナカレでした。

 

さてさて、出雲大社は昨年、60年ぶりとなる「平成の大遷宮」を迎えた。(すべて終えるのは平成28年だそう) 20年の倍数で伊勢神宮式年遷宮と時期を合わせているのかとYさんに尋ねてみたら、関係はないというツレナイ返事。人間が決めたことでないというなら神様の計らいか?

 

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縁結びの神様というだけあって、結婚式が挙げられていた。幸せのおすそ分けを頂く。

 

Cimg0102 大注連縄を真下から眺める。立派です。縄のないかたが逆と聞きますが、私にはよくわかりません。ゴザでくるんであるのが見て取れます。5トンもあるというのですから、なうのは大仕事ですね。端は金網でくるんでありました。

 

我々一行は、ここ神楽殿に入りご祈祷してもらう。そういえばバスの中で「ご祈祷後、お守りを受ける代表をしたい方はいますか?」という添乗員にとっさに手を上げたのだけど、じゃんけんで「ぱ~」をだしたら見事に負けてしまった。「ぐ~」を出すべきだった。残念!(波田陽区の心境。そういえば、ぐ~のエド・はるみもテレビから消えたね)

 

ここ大国主大神は、一人でたくさんのお願いしてもいいとされている。四国遍路59番国分寺の握手大師像は「お大師様は忙しいから願事はひとつ」だった。大違い。

冷え冷えとした神楽殿の中での厳粛なるご祈祷と巫女さんの舞い。貴重な体験だった。私も二礼四拍手一礼。健康であることのお礼から始まり、ひとつお願いごとをした。

 

神楽殿を出るとさらに寒く雨も降りだした。「出雲は弁当忘れても傘忘れるなという所」 本当に添乗員が言っていた通りになった。

 

                                                                                         つづく

 

 

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                 作品その4 モッコウバラ