2007伊勢(堀坂山~観音岳)

6月16日(土)晴れ

4月3日以来だから、なんと2ヶ月半ぶりに山に入った。
本当は上高地(長野県)の明神岳麓にある「ひょうたん池」に行きたかったのだけれど、2ヵ月半も歩いていない足にテント担いで残雪ある道は厳しいからと諦めたのだった。

そこで選んだ先は、三重県松阪市(松阪牛で有名)にある堀坂山757m~観音岳606m縦走。
堀坂山は伊勢三山のひとつで信仰の山である。

梅雨入り宣言が出されると途端に晴天が続くのだが、今年もお決まりの五月晴れになった。
気を良くし、7:11名古屋駅から松阪行きの近鉄電車に乗り込む。
8:30松阪駅で仲間の車に拾ってもらって森林公園に向かう。

9:15出発。
どくだみの白い花を見ながら雲母林道を登山口まで行くと、

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シライトソウが涼しげに咲いている。
林道と分かれて山道に入って行く。

意外とキツイ坂を汗をかきかき30分ばかり登って稜線に出る。
2ヵ月半のブランクがキツイうえに暑い。
相当足がなまっていることを実感する。

ここから堀坂山ピークまで20ものアップダウンを繰り返す。
エゴノキが満開でたわわに白い花をつけている。

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その小さな白い花がずっと登山道を埋め尽くしていた。

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カキノハクサという珍しい花を見た。
柿の葉に似ているからこの名がついたとか。
そう、花もかき色ですね。

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コアジサイの薄紫色は何ともいえない奇麗で、ほのかに甘い香りがする。

11:11堀坂山雌岳(石室に観音様)
11:47 〃  雄岳H757(大権現の石祠)

堀坂山雄岳で昼食のため大休憩したが、この頂上には日陰がない。
暑い日差しの下で座るしかなかった。

12:35下山開始間もなく、

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智拳印を結ぶ金剛界大日如来像が鎮座している。
私の十二支守り本尊である。
オンバザラダトバン・・・と3回唱えて無事の下山をお祈りする。

大日如来像と背中あわせに、修験道の開祖役行者も祀られている。
さらに下ると、法界定印を結ぶ胎蔵界大日如来像も鎮座しており、本当に信仰の山であることがわかる。

1:15堀坂峠着
1:30観音岳に向かう。

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またキツイ坂をひーふーいいながら登ると、風に乗った甘い香りに誘われる。

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今日一番のササユリを見つける。
ササユリは枝が細く花が重いのでどうしてもうつむく。
その様に何ともいえない美しさがある。
ひっそりと咲く姿にしばし見惚れる。

2:15観音岳(H606)頂上着

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松阪市街と伊勢湾が一望できる。
20分ほど休憩する。

さらに東に行くと小さな石観音がある。
回り込んでみると石の扉が閉ざされている。
「ひらけごま」とばかりに石の扉を開けると

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観音様が鎮座している。
石の扉が上手く回転するように作られていることに感心する。
今一度無事の下山をお祈りする。

2:50下山開始

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下山途中で、ナツツバキを見つける。

4:05森林公園駐車場着

約7時間の山行に、翌々日(何故翌々日?)には久しぶりに筋肉痛になった。
困った・・・こんなことで夏山でどうしよう。

岐阜の山(愛宕山~金毘羅山縦走)

平日にもかかわらず、仕事が一段楽したので岐阜県各務ヶ原市にある山に入った。

見頃だというヒカゲツツジが目的です。
見たことがない私は、興味津々で出かけた。

07:30 自宅から地下鉄に乗り名鉄電車に乗り継ぎ鵜沼駅下車
08:35 八木山小学校から歩く(鵜沼駅から小学校まではタクシー)
09:35 愛宕山(H268m)
10:27 八木山(H296m)
11:55 昼食30分
13:00 金比羅山(H383m)
13:10 明王山
14:20 猿啄城(さるばみ)跡展望台
15:30 城山三角点
16:15 明王山・金比羅山・健脚の道経由で車道に降りる
17:15 名鉄鵜沼宿駅
18:00 自宅

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          ミツバツツジが咲く登山道を歩く

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                              ミツバツツジ

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遠くに見える双子山から、H50降って、H100登って約1時間かかってここまで来た。

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         ひかげつつじ(黄花シャクナゲに似てる)

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          猿啄城跡展望台からの木曽川
          川をはさんで向こうの山が鳩吹山(←クリックしてください

こんな感じで8時間も山の中を歩いていた。
ヒカゲツツジとミツバツツジが満開の山行だった。

            

                         

     

2007鈴鹿の山(仙ヶ岳)

今日は鈴鹿の山(仙ヶ岳H961)に入る。
8:00名古屋駅前で仲間を拾い、東名阪道路を鈴鹿ICまで走る。
3月になってようやく降った雪が、鈴鹿山脈の北部(藤原岳・御池岳)を奇麗にお化粧している。

鈴鹿IC出口では、いつもにない込み様。
どうやら鈴鹿サーキットでレースがあるらしい。

9:15小岐須渓谷で仲間と合流。
9:40大石橋を過ぎた駐車場に置車し仕度後出発。

林道終点(H517)までの40分、ウォーミングアップがてら歩く。
それにしても寒い。
晴天なのに、歩いても体が温まらないほど気温が低いようだ。

仙ヶ谷沿いの山道を20分行くと分岐に出る。
ここで左に折れ、谷に沿って仙鶏尾根に向かうのだが結構道は厳しい。
ガレ崩落あり、霜柱を踏みつけながら登山道30cmほどのへつりをしばらく歩いた。
こういう道は緊張するが嫌いではない。
稜線に上がる前のお決まりの急登をフーフーいって上がった。

11:05尾根に上がると、冷たい風が吹く。
温まった体に気持がいいが休憩しているとぶるぶるっとくる。

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仙鶏尾根から南側に第二名神高速道路が見えた。
平成20年には、亀山から大津まで開通するらしい。

5月になるとこの尾根はイワカガミが咲き乱れる

11:40仙の石(仙ヶ岳東峰)で昼食。
大きな岩陰で湯を沸かしていたら、雪が舞ってきた。
やはり冷えるはずだ。

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昼食後、仙ヶ岳に向かう。
このころから冷たい風が吹く。
ぶるぶる震えながら歩く。

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そんな寒さの中、マンサクが奇麗に咲く。
マンサクの奥に見える仙ヶ岳を目指して歩く。

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仙の石から1時間強、仙ヶ岳(H961)着。
右奥から鎌が岳、御在所岳。
左奥が雨乞岳で、遠くに見える雪山は藤原岳か御池岳か?
この先、この県境稜線沿いをアライ谷出合まで歩く。

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県境稜線を歩いて40分、振り返ると仙ヶ岳が見える。
小社峠を過ぎアライ谷出合に向かうと・・・・・・

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こんなザレ場に出る。
この辺は風の通り道で,冷たい風がびゅうびゅう吹く。

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帽子が飛ばされないように、足がとられないように必死に歩く。

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南を振り返ると、双耳峰の仙ヶ岳と県境稜線がよくわかる。
何度かアップダウンを繰り返しここまで来た。

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ここからアライ谷出合までは、ものすごいザレ場である。
犬返しの岩場という難所である。
みな慎重に落石しないように降る。
ずるずると急降下し、アライ谷出合に出て一息入れた。

ここからは樹林帯、少しだが雪の中を歩いた。
雪がなくなりかけた頃、左手に・・・・・

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つらら滝があった。
山からしみ出した水が、ここ数日の冷え込みで凍ったよう。
たくさんのつららがお見事。

途中から沢を降り、仙ヶ谷に出て4:40無事下山した。
バリエーション豊富な7時間の山行、充分楽めた。

あまりの寒さに、立ち寄り湯して帰宅した。
案の定、鈴鹿サーキット帰りの車で渋滞だった。

2007鈴鹿の山(藤原岳孫太尾根)

藤原岳は花の百名山である。
この時期、セツブンソウ・キクザキイチゲ・福寿草などを求めて観光バスが来るほどお花が多い。

雪解けのグチャグチャ登山道は大渋滞で、いささか嫌気がさしていたところ、静かでもっとお花が豊富な道を案内してもらえることになった。
丸山と多志田山を経て藤原岳に上がる道なき道の急登・アップダウンロングコースである。

6:50マイカーで自宅出発。
8:15伊勢治田駅で仲間を待っている間に、「ホーホケキョ」と今年初の鳴き声を聞く。
新町に置車し孫田尾根から藤原展望丘に上がり、復路は大貝戸道。

右手に採石場を見ながら丸山への急登をひたすら歩く頃になるとヒロハノアマナが現れる。
人があまりはいらないので咲き乱れている。
踏みつけないように注意深く歩いた。
今年もお花の時期が来たと思うと嬉しくワクワクした。

今日は風もなく晴天。
さらに汗だくになって登ると、今度はセツブンソウが現れ始める。

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10cmにも満たない可憐な山野草で、精一杯に咲く様がかわいい。
雪解けの頃に芽を出し、旧暦の節分の頃に咲くのでこの名がある。
藤原岳の一般ルートでも何度か見たが、こんな広範囲に咲き乱れる光景は初めてだった。
時期が良かった。夢のようだった。身震いするほど嬉しかった。Photo Photo_2

 

      左:スハマソウ(葉先が丸い)
右:ミスミソウ(葉先が三角)
写り最悪であしからず

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多志田山を直登したのち、急降下して藤原展望丘への尾根に登り返す。
その頃になるとセツブンソウに混じって福寿草が現れた。
花に気を紛らわせながら最後の道なき道の急登をほうほうの体で尾根に上がった。
もうお腹がぺこぺこ、1時近くになって昼食とした。

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昼食後、藤原岳展望丘(H1140)まで数分。
ここまで来てやっと大勢の登山客に出合った。

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藤原山荘前の福寿草が初々しく咲く。

ここからは、藤原名物の雪解け泥んこグチャグチャ道をしばらく歩く。
絶対転びたくないので慎重に降る。
一般道(大貝戸道)のつづら折の道をひたすら降って午後4時無事下山した。

三岐鉄道に乗って西藤原駅から伊勢治田駅まで戻る電車の待ち時間に、仲間のひとりがものすごいものを案内してくれた。
それは・・・・・

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セツブンソウの大群。
これは藤原岳麓に住むお宅の庭先なのだが、セツブンソウを大切に育ているのだ。
山中でこんなセツブンソウの群生に出会ったら、私は卒倒すると思うが、山中にもきっとこんなところがあるように思える。
そんな光景を夢見て、私はまた山に入るのである。

2007鈴鹿の山(御池岳真の谷テント泊)

昨年に続き、御池岳真の谷テント泊に出かけた。
今年は記録的な暖冬で雪が少なく、雪山の楽しさが味わえないでいる。
御池岳は積雪が多い山なので雪を期待した。

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藤原簡易パーキングに置車し、10:00巡視路入り口から木和田尾に上がる。
大木に木々を渡したウエルカムゲートをくぐり、さらに山の中に入る。

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いくら暖冬とはいえ、山中の花はまだ咲いていないだろうと思いきや、鉄塔脇にマンサクが奇麗に咲いていた。
冬枯れの中、淡い黄色が奇麗だった。
春よこい、早く来い・・・そんな思いだった。

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霊仙岳と伊吹山は、すっかり雪が解けてしまっている。
遠くに見える能郷白山だけが雪山だった。
これでは、御池岳山頂からの景色は期待できそうにない。
やはり、山は雪を冠ったほうが美しい。

坂本谷(現在は土石流で登山禁止)源流部に福寿草が咲き始めているという情報を途中で得たので、坂本谷源流部に寄り道する。

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今年初の福寿草は、坂本谷だった。
右は、マルミノウルシで、これから咲きだす。

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暖かい日差しのもと、坂本谷源流部で昼食。
その後、木和田尾道に戻り、白瀬峠に向かう。
ここまでくれば雪があるはずなのに、まったくない。
雪があっても中途半端で、トラバースでは非常に歩きにくかった。
おまけにザックの重さで肩が痛み出す。

白瀬峠(H1000)から真の谷に降るのでアイゼンを履いたが、陽があたるところはまったく雪がない。
御池岳を見上げても雪が少ない。
雪がないまま真の谷テント場に着いた。

それでもその晩は寒かった。
7時くらいになると、ビールも水も凍った。
焚き火があっても足が冷たくてたまらない。
夫達は、あるだけの酒を全部飲んで体を温めた。
私はホカロンを6つも貼り付けてシュラフにもぐりこんだ。

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明朝、寒くて目が覚めた。
朝まで残った火をおこし朝食。
やはり火があると暖かい。

テントに荷物を残し、御池岳山頂部に上がる。
急登をゼーゼーヒーヒーフーフーいいながら45分ほど上がると・・・・・

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一面雪景色に出るはずだったが、想像以上に雪が少なくがっかり。
昨年の景色は見られなかった。
曇り空で景色も半減だった。
10:10御池岳頂上(H1247)を踏み、テーブルランド山頂部を散策した。

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カモシカだろうか、たくさんの動物の足跡を見た。
途中、琵琶湖が見えたが、黒雲が垂れ込めている。
それはそれで美しく、立ち止まって眺める。

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テント場までの急降下途中に、天然のゆりかごを見つけた。
乗ってみようとするのだが、結局誰も乗せてもらえなかった。
山中の神聖なゆりかごだった。

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12:15テント場に戻って昼食をとり、テント撤収し下山した。

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ザックに楽しかった思い出を詰め込み、来た道をとぼとぼと戻る。
午後4時半、藤原簡易パーキングに戻った。

その後、近くの日帰り温泉で汗を流し帰路につく。
楽しいテント泊だった。

本宮山

今日は、豊川(東三河)の北に位置する本宮山(H789m)に入った。
別名三河富士と呼ばれ、山上には由緒ある砥鹿神社奥宮があり、東三河の人々の信仰の対象として親しまれている山です。

9:30登山口にある「自然の道ウォーキングセンター」の先に駐車して歩き始める。

すると、いきなり道端に・・・・
奇麗に洗われた新鮮な大根が山積みされており、「だいこんをどうぞ」という張り紙がある。

スーパーで買えば、安くても1本100円はする。
私は欲張って2本もいただき、大根を置きに車に戻った。
こんな親切は嬉しい。
このときの私は、ニコニコ顔だったにちがいない。

気分よく歩き始めた。
9:45砥鹿神社奥宮への鳥居をくぐる。
50町ある町石を数えながら歩いた。

鶯峠、見返峠を越え、1時間ほどで馬背岩につき、展望台に着。
ここからは、三河湾、渥美半島が一望・・・・・のはずだが残念ながら見えなかった。
今日は節分。
仲間のひとりが持ってきた「まめ」でコーヒータイムした。

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その後、梯子岩、蛙岩、日月岩、天狗岩、山姥の足跡などの奇岩を楽しみながら歩く。

12:00ちょうどに奥宮拝殿へ出た。

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何年か前の例祭(2月6日)に登った時、甘酒が振舞われた。
その時、雪があったが、今年は暖冬で2月と思えない陽気が続く。
とはいうものの・・・・

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標高700mのここは、正午でも気温は1℃。
手水場の水は、ガチンガチンに凍っていた。

その先の富士山遥拝所から、富士山が遠望できた。
富士山が見えると何だか嬉しくなるのは何故だろう。

さらに、三角点に行き、昼食とした。
今日は風もなく、暖かい山頂だった。
いつもながら、皆それぞれ、たくさん食べた。

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1:00下山開始、行きにコーヒータイムした展望台まで一気に降る。
すると光線の加減か、登りの時には見えなかった三河湾、渥美半島が奇麗に見えた。
ここには何度も立ったが、初めての美しい景色に気を良くし、また湯を沸かしコーヒータイムした。

3:00無事に下山。
本宮の湯という日帰り温泉で汗を流し、6:30帰宅した。

大根のお土産つきという楽しい一日だった。
大根を下さった方に感謝いたします。

鳩吹山(愛知県犬山市)

日本ラインと呼ばれる木曽川の左岸に位置する鳩吹山(314m)に入った。
低山だが、変化に富んだ縦走ができる山である。

自宅から地下鉄・名鉄電車と乗り継ぎ、1時間で登山口の最寄の駅(可児川駅)に着いた。
すっきりしない曇り空のもと、登山口(大脇口)まで25分ほど歩く。           

    

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鳩吹山山頂までノーマルルートがあるのだが、こんな感じで岩を攀じ登るパノラマコースを行く。

これが結構楽しめるのである。
こんな岩場を直登するのだから40分ほどで鳩吹山山頂に立った。

生憎の空模様。
木曽川は望めるもののイマイチだった。
                                
                           

さて、ここからもノーマルルートを行かない。
せっかく稼いだ標高を、物好きにも木曽川まで降って滝のコースの谷を行く。
転げ落ちそうな道を降っていくと・・・・

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こんな感じで木曽川を見ることができる。
鳩吹山山頂からの景色より、ここからの方が私は好きである。
今日は生憎のお天気だが、晴天の時は素晴らしい。
いつもしばらく見入ってしまう。

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滝のコースは、こんな景色がいっぱいだから大好き。
高いところから狭い谷底に差し込む光を見つけた。
水面がキラキラ、とても奇麗だ。

アップダウンを繰り返し・・・・

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最後に、この滝を上がって本線に入る。
1時間半ばかり歩いて標高300メートルまで上がった。

見晴らしのいいところでお昼にした。
仲間のひとりが、餅入りぜんざいを作ってくれた。
甘党の私は、たまらなく嬉しい。
あれもこれもと、たくさん食べた。                          

                         

鳩吹山遊歩道北回りコースを行き、樋が洞遊歩道を下って木曽川河川敷に降り立った。
道端の無人野菜販売所で、サトイモとジャガイモを買う。
びっくりするぐらい大きな白菜も100円で売っていたが、袋にも入らないそれを抱えて地下鉄に乗る勇気はないので諦めた。

桃太郎神社で木の芽田楽を食べ一服してから、犬山遊園駅まで木曽川左岸沿いを30分ばかり歩いた。

8時間半ほどの外出、楽しい一日が過ごせた。

2007笙ヶ岳(岐阜県養老郡)

今日は養老山脈最高峰の笙ヶ岳(H908)に入った。
前回(2003年12月)は、風が強く寒い山行だったが、今日はピーカン、風もない山行日和である。

7:41名古屋駅~桑名乗換え~養老駅8:45着
電車で行った私は、養老駅で仲間の車に乗せてもらい登山口まで行った。

9:20登山開始。
養老の滝駐車場をいったん出たらすぐ左折して山に入る。
歩いて30分程すると雪道になる。
所々、道が凍っていて怖かったが、アイゼンを履かずに何とか三方山まで行った。

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三方山からは濃尾平野が一望。
名古屋駅のツインタワーは、今日はぼんやり。
御岳・乗鞍・恵那山が見えるときもあるらしい。

この先、雪道のアップダウンを繰り返し、あせび平で昼食にした。
皆それぞれ、お湯を沸かしラーメンを作るもの、お雑煮を作るもの、これが楽しいひとときである。
風もなく、暖かい日差しの下、大休憩をした。

この先はトラバースがあるのでアイゼンをつけた。
今シーズン、初アイゼンである。
ギュッギュッと雪をつかんで歩む。
やはり雪山はいい。

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何の足跡かわからないが、今日はたくさんの種類を見た。
                                               

12:50さらに奥にある笙ヶ岳に向かう。
まもなく案内標識が出てきた。
笙ヶ岳まで50分と書かれているが、雪道なので1時間と予想した。

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笙ヶ岳から伊吹山が見えた。
雪をまとい、堂々とした山容である。
北から南からとあの山には、何度登っただろう。
実にたくさんの思い出がある山のひとつである。
当時のことを懐かしんだ。

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とにかく、雪山は楽しい。
4:30養老神社の裏に無事下山。
楽しい一日だった。

2006秋葉山

今日は静岡県の秋葉山。
秋葉山は、赤石山系の南端に位置し標高866mの霊山である。
火防の神様として有名な秋葉神社がある。

今回は、某バスハイキングに参加した。

8:00名古屋駅発→春野町スポーツ公園→犬居城址→秋葉神社下社→子安地蔵→三尺坊→秋葉神社上社→名古屋駅

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11:00春野町スポーツ公園を出発し、まず犬居城址に登る。
30分ほどで犬居城址着。

                                   

地図で確かめると、せっかく登ったのに、このあと下社のある気田川まで降りることになっている。
どの尾根を降りるのか目で追いながら景色を堪能した。

下社を参拝後、気田川沿いでお湯を沸かしカップラーメン。
これはやめられませんなぁ、あれこれ食べ満腹。

                                             

川沿いにある下社からは、標高866mを一気に上がる。
いきなりものすごい急斜面が目の前に迫り、手強さを感じた。
こうなったら、のんびり行くしかない。

今回の同行者に四国遍路経験者がいたのだが、どちらともなく四国の遍路道の話になった。
何処までも続く登りは12番への遍路ころがしだったり、宇和島に出る柏越えなどを彷彿させる参詣道である。
ひたすら2時間ほど登って上社の仁王門に着いた時は、まさしくお遍路で札所に到着した時の感覚そのもので、新鮮な感動だった。

             

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とても立派な仁王門にしばし見とれた。

参詣道を上がって来る物好きは、まったく皆無で静かでよかった。

この写真だけ見ると、どの札所? 

                                                                               

                            

                           

                             

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私が住んでいる町内では例年、秋葉神社のお札を郵送で入手しているのだが、今回はわが家が当番だったので、自分の足で参詣道を歩いてご祈祷しに来たのだった。
やはり、その方がいいに決まっている。

下社からは、急登の連続だったが、暑くも寒くもなく、山行日和だった。
最後に山門が出迎えてくれ、私には大満足な山行だった。

2006鈴鹿の山(横根山)

1016 今日は2度目の横根山(759m)。
前回(2002・2・24)は雪が多くてピークに行けなかったので今回はリベンジ山行。

9:15現役の炭焼き小屋がある岐阜県大垣市上石津町から入山。

滋賀県との県境尾根までかなりの急登を上がる。
10:45やっとの思いで稜線に出て一服。

ここから東横根まで県境を歩く。                              

11:38県境上にある東横根は伐採され好展望。
目の前に三国岳、少し左に烏帽子岳。

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東横根からは、滋賀県側に延びる(西側)尾根を行く。
せっかく稼いだ標高を急降下して、三角点のある横根山に登り返す。

12:10三角点着(展望なし)。
ガスバーナーで湯を沸かし昼食。

1:00出発。
ここからしばらくヤセ尾根・岩稜尾根の難所で岩を巻いたり乗り越えたり1時間程慎重に歩く。

左の写真は2:14、難所を越えたところ。

ヤセ尾根の両側にはシャクナゲやイワカガミがびっしりあった。
花の時期にはすばらしい尾根道になること間違いない。
だけど、その時期になるとヒルが出始めるので私はパス。             

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3:38権現谷林道に降り、五僧峠まで林道を歩く。

五僧峠からはまた山道に入り、4:40車に戻った。
6年越しで横根山をひとつカウントできた。
今日はスリル満点山行で満足満足。