②北アルプス(室堂~薬師岳~折立)

8月7日(木)

7時少し前にみくりが池温泉を出発。
昨日の「玉殿の湧水」に寄って水の補給をする。
2ℓの水を補給すると一気にザックが重くなる。
12~3キロくらいだろうか、テント泊に比べたらうんと軽いのだが[E:bearing]

まず室堂山展望台へ。
そこまでの道のり(小一時間)をひたすら耐え耐え登る[E:coldsweats02]

       

       2008

どうです。この景色。
ここに立ったのは今回で4回目。
ようやくこの景色のなかに入っていける[E:lovely]。

今日は五色が原まで。
明日はここから見えないがスゴ乗越小屋泊。
明後日、薬師岳に立つ予定。

とにかく五色が原を過ぎたらエスケープルートがない。
長旅になることを心する。

       Img_0491

五色が原まで山を3つ ↑ 越える。
登って降って登って降って登って降ってザラ峠。・・・・・登ったところが五色が原。

疲れないように歩くしかない。

まず雪渓を渡り、心して浄土山に取り付く。

       Img_0492

決して砂利ではありません。大きな岩がごろごろ。
しかも結構な斜面。
何度登っても好きになれない。
四つんばいで大岩を登って行く。

30分ほどで浄土山に立つ。
雄山がすぐ目の前というところで、今回1回目のコーヒータイム。

           Img_0495

私は雄山に背を向け腰をおろし、五色が原と薬師を思う存分眺めた。

 
Img_0493   Img_0494    

      ミヤマリンドウ          白:イワツメクサ 紫:イワギキョウ

        Img_0504

[E:upwardright]この龍王岳はトラバースして降ってきた。
画像を大きくしてご覧になると登山道がわかりますよ。

  Img_0502
    Img_0503

        トリカブト                 ミヤマホツツジ

      Img_0506

[E:upwardright]2つめの山(鬼岳)の雪渓を慎重にトラバース。

3つめの獅子岳につくと黒部湖が良く見えた。↓

          Img_0516

ここからザラ峠まで標高400m近く降る。

          Img_0517

鉄ハシゴを慎重に降りる。

           Img_0519

[E:upwardright]佐々成政が越えたというザラ峠までもう少し。
佐々成政は真冬にこの峠を向かって右から左に越えたそうだ。

このころガスが出てきて展望悪い。
本来なら立山カルデラが間近に見えたのだろうが。
ザラ峠までの降りの長さに私はいい加減退屈で嫌になってしまった。

           

               Img_0518     

高山植物に助けられながらひたすら降った。

ザラ峠にやっとの思いで到着。
今度は五色が原まで標高150m登り返す。
400降った足にはけっこうキツイ。

      Img_0524 ←夕方撮影 明日取り付く鳶山が綺麗

[E:upwardright]突然、木道になったので小屋に到着と思ったらまだ五色が原の入り口だった。
この先さらに20分歩いて小屋に着いたのは2:20。

五色というだけあって、お花が綺麗に咲いている。
ハクサンコザクラも一面咲いていた。[E:downwardright]
木道からはずれることはできないので私のカメラでは撮影が難しい[E:weep]

    Img_0521   Img_0523    

7時間20分の行程だった。
コースタイムは5時間。
休憩を2時間20分もとったことになる。ちょっと休憩取りすぎ[E:coldsweats01]

五色が原山荘で冷たいものを頼む。
生ジュースだと思って頼んだら缶ジュースだった[E:happy02]
(読み違えにもほどがあると仲間に言われた)

この小屋は山中にもかかわらず風呂がある。
もちろん石鹸は使えないのだがありがたい。

紫外線予防にずっとサングラスしていたのだが眼が疲れて苦痛だった。
部屋でしばらくお昼寝をする。

     
     Img_0530 チングルマが一面に咲く

[E:upwardright]4時頃起こされ外に出てみると雲が晴れ、雄山~龍王岳~鬼岳~獅子岳がくっきり見えた。
ブラボー!

          Img_0532

夕食前に一組のご夫婦が到着。我々の部屋にみえた。
福井県のこの方は白山によくいかれるとかで花の名前をよくご存知だった。

夕食後、部屋で雑談。
8時(消灯)ちょっと前、ひょんなことからこの福井のご主人、4年前に通しでお遍路されたことがわかった。
我々仲間は皆遍路経験者。
話が盛り上がる盛り上がる。
忘れられない夜になった。

今日一日楽しくて興奮しているからだろうか、いびきの合唱[E:bearing]も始まりしばらく寝付けなかった。
昨日の眠りに落ちる快感を思い出すのだが上手くいかない。

じっと我慢・・・・知らぬ間に眠った。

         翌日

①北アルプス(室堂~薬師岳~折立)

8月6日(水)

        

             Img_0672 

連日35度越えの猛暑を抜け出し、大きなザックを担ぎ北アルプスに向かった。
富山駅から電車・ケーブル・バスを乗り継ぎ、どんどん室堂に近づく。
それと同時に、私もどんどん本来の私に近づいているのか身も心も軽くなっていくのを感じる。
旅の入り口のこういう微妙な変化を大いに楽しむ。

今日は室堂泊まり。
急いで室堂に行くこともあるまい。・・・・「弥陀ヶ原」の湿原散策を思いつく。
連れを誘って途中下車してみる。

         

               Img_0463 

が、途端に生憎の雨が落ちてきた。
まぁ、ここが目的でないのだからと、弥陀ヶ原ホテルで借りた傘をさしてのんびり歩く。

そんなにたっぷり時間があるわけではないのでざっと歩いた。
傘を借りたお礼にとホテルでお茶する。

         

               Img_0466              

連れは、名水黒部川ビール。
何だかんだといってこういうネーミングには惹かれる。
ちなみに私のコーヒーも黒部川名水使用。
各700円也。日常ではこんな高級なものは絶対に飲まないのだが。
心が解放された証拠だと思えば高くないかもね[E:confident]

2本あとのバスに乗って室堂(標高2450m)に着く。
平日だけあって、さほど混雑していない。

弥陀ヶ原では[E:rain]だったのに室堂では[E:sun]
山の天気はこんなふうに安定しない。

稜線にでれば、右見て左見てもう一度右見たらもう曇っているなんてこともある。 
だからそのときしっかり見ておかなければ、2度と見せてもらえないこともある。 
そんな残念な思いは何回もしている。
だから何回も足を運ぶことになる。       

           Img_0470

お決まりの「立山玉殿の湧水」でザックを下ろす。
(今回はバック浄土山仕様)
明日取り付く浄土山(写真の山)と対峙しながらのどを潤す。

[E:pencil]「立山に降り積もった雪が万年雪となり、それが立山の地層(花崗岩、変成岩)で200年~300年もの歳月をかけて自然に濾過され、ミネラルを醸成させて湧出する清冽な名水です」

みくりが池をぐるっと回って、今宿のみくりが池温泉に入る。
部屋割り後、雲上の温泉(標高2450m)と名づけられた温泉につかった。

 

Img_0482  Img_0481_2 

観光客と一緒になってご馳走をいただく。
明日からこんなご馳走にはありつけないから、ゆっくり味わった。

7:30頃、8人部屋の2段ベッドの上に横になる。
一人布団一枚使用なんて明日からありえないだろう。
それに女性専用部屋というのも。

温泉に入り、ご馳走を食べ、何もしなくて良くって涼しいとくれば、自ずと、あぁゴクラクゴクラクという言葉が出る。(ゴクラクがいいところだと思っている[E:bleah])

適度な心地よさのなか、すっと眠りに落ちていく感覚はたまらなくいい。

あぁ・・・・ゴクラク・・・ゴ・ク・・ラ・・・ク・・・・ [E:sleepy]・・・・        

                   翌日へ

 

北アルプスから無事帰宅しました

昨晩、北アルプス立山~薬師岳縦走から無事帰りました。
天気に恵まれ、素晴らしい景色を堪能してきました。

    

Img_0490

右奥の薬師岳まで2泊半かけて歩きました。
(お四国でいうと、23番から24番に向かうぐらいです[E:coldsweats01])

ぼちぼちと記録をアップしていきますので今しばらくお待ち下さい。

そういえば今日、嬉しい物が四国から届きました。
ずっしりと重い箱の中身は・・・・・

    

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これです。カステラが4本も入ってました。
1巡目44番久万に向かう途中(突合~ひわた峠)お接待をしてくださった方からです。
2003年のことですから5年も前のことです。 
年賀状や暑中見舞いのやりとりは続いてましたが、こんなことははじめてのことで戸惑ってます[E:sign02]

  

乗鞍岳(北アルプス)

2008・8・2(土)

いきなり薬師岳縦走というのも何なので、トレーニングを兼ね名古屋からバスに乗り乗鞍岳(標高3026)に出かけました。

東海北陸道高山ICで降りてから、乗鞍スカイライン(2003年からマイカー乗り入れ禁止)を通って「畳平(標高2702)」までバスであがる。
バスを降りてから最高峰「剣が峰」までのたった標高差324m。
怠けていた私の足には申し分ありません。
今度の縦走標高3000に体を慣らすための、のんびり登山です。

       Img_0402

[E:bus]11:30畳平に着。久しぶりの山はやっぱりいいですな。おもいっきり深呼吸[E:happy01]

                 Img_0406

[E:upwardright]不消ヶ池(きえず)。名前の通り雪渓が残っております。
さすが北アルプスです。

     Img_0410

[E:upwardright]今から目指す山は、一番左の剣が峰(けんがみね)標高3026。

                Img_0411

[E:upwardright]乗鞍岳名物の雪渓での山スキー。楽しそうだ。

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[E:upwardright] 肩の小屋で昼食をとりながら、今から上がる剣が峰(左奥)を眺める。
よ~く見ると長蛇の列。みな山へ山へとあがって行く。

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高山植物の「オンタデ」と「ヨツバシオガマ」などを眺めながらまた歩き出す。

権現池(ごんげんいけ)まできたらピークまでもうちょっと。

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ピークには長野県側の本宮が見える。

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13:15剣が峰無事到着。
ぐるっと回り込んで岐阜県側の本宮に「また来れました」とご挨拶。
[E:upwardright]先ほど真横を通過してきた権現池を上から眺める。

生憎、展望はまったくゼロ。
上高地側からは乗鞍をよく見ているが、乗鞍からの景色は今回もだめだった。

 

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記念に手ぬぐいを購入。

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[E:upwardright]登ってきたルート。
もうちょっとで、焼岳だけでも見えるはずなのだが残念[E:bearing]
3度目の正直を信じて、次回に期待しよう。

          Img_0427 

[E:upwardright]下山から30分ほどしたころ、斜面を流れるように咲くコマクサの群落を見つけた。
よ~く目を凝らして見て下さい[E:eye]コマクサの群落見えますか?

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高山植物の女王コマクサ

            

Img_0444 下山後、観光客に混ざってお花畑を散策

 

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       チングルマ              クロユリとハクサンイチゲ

この日の乗鞍の気温(正午)は15度で快適だった。
帰宅したら、締め切ってあった部屋は37度でサウナ状態。
途端に山が恋しくなる。

高山植物が堪能できる山行でした。

山歩き活動開始

それにしても山から遠のいていました。
前回は4月13日。もちろん今年の話です[E:coldsweats01]

気持ちにゆとりが出てきたのでようやく活動開始。
で、いきなり立山黒部から薬師岳まで縦走(北アルプス)計画しました。

山旅目次
のトップの写真。
「いつかこの稜線をたどって薬師岳まで行きたい・・・」と想いにふけている写真です。
こんなふうに3回この場(立山浄土山)に立ちました。
その願いが叶ってようやく行くチャンスを得たというわけです。
(もっとも薬師岳まで順調に通過できるかはわかりませんが)

8月6~10日の予定です。
楽しい報告ができるよう気をつけて行ってきます[E:paper]

2008岐阜県(妙法ヶ岳)

平成20年4月13日(日)

[E:sun]イワウチワの群生が素晴らしいという谷汲山(タニグミサン)に出かけました。

 

 コース:横蔵寺~妙法ヶ岳~華厳寺(西国33番満願霊場)

                 ********

[E:bus]バスで到着後、まず横蔵寺に参拝。(801年最澄が創建したと伝えられる)
舎利堂には、200年前に即身成仏したという妙心法師のミイラが安置されていた。
死んでも横になれず土にも返れずとは、つらいものですね。
足を延ばして横にしてあげたくなるような痛々しいお姿だった。

           

つづら折の急坂をこらえながら高度を稼いでいく。
ときおり吹く風が心地よい。

         

 Img_0157  Img_0141 全長10cmほど

登りがきついなと感じ始めたころ、出てきました!出てきました!待望のイワウチワが。
群生を見つけ目を上の方に転じると、やはりあります。
斜面を這い上がるかのように群生している。うわ~綺麗。
花びらのギザギザといい色といい、何ともかわいらしく大好きである。
今年も山に春が来たんだと喜びはしゃぐ。

           

 Img_0149      Img_0162   

花をいっぱい咲かせるシキミ[E:lefttop]やクロモジやアセビが多い雑木林[E:lefttop]を抜ける。
シャクナゲ採取禁止の看板が結構目に付く。
盗掘・採取はけしからん。山野草を楽しむために山に入る者の身になって欲しい。
どうか連れて帰る気を起こさないで欲しい。   

 

          Img_0159

木々の間から見える山の斜面は、所々、山桜やタムシバの白で彩られている。
吉野のような豪華さはないが、これはこれで趣があっていい。
新緑に鳥がさえずり、のどかな山道を思う存分あじわう。

アップダウンを繰り返し、足元に目を転じれば・・・・

           

 Img_0156    Img_0164

ありました、ありました。カタクリが!!!
あっ、あそこにも、あっ、ここにも。ひとつがふたつとけっこうあるある。
地べたに這いつくばってカタクリをのぞき込む。
思い切り花びらを広げ、すました姿は美しい。
しばらくカタクリと目線をあわせ、至福の時を過ごす。
1枚葉のカタクリがたくさんあったので、今に成長して咲き乱れるはず。
(1枚葉で7年ほど成長後、2枚葉になってやっと開花します)
カタクリに関して詳しくは、ここへ

これでもかというアップダウンを繰り返しようやく妙法ヶ岳(標高667m)へ。
歩き応えがある縦走路、花に助けられた。
山頂とは名ばかりで展望がまるできかないが一服する。          

  Img_0165    Img_0170
 

妙法ヶ岳からは、[E:lefttop]転げ落ちそうな坂を下る下る・・・飽きるほど下る。
途中カタクリが寄っていけと私を誘う。誘われるままカタクリを愛でる。
結局それが最後のカタクリだった。本当にいい山だった。

[E:topright]下界が見えてくるころ華厳寺奥の院へ。
ここは、西国33観音の満願寺で、奥の院からミニ33観音を逆打ちで下る。 
清水寺・善峰寺・総持寺・勝尾時・三井寺・長谷寺・成相寺・・・・有名なお寺が多いですね。

お四国45番岩屋寺や88番大窪寺を裏山から降りたように、ここ華厳寺に降り立った。
用意してきた線香・ろうそく・納め札で般若心経を唱える。
私も信心深くなったものです。

華厳寺の中でも「おいずる堂」はとても興味深い光景でした。
そのお堂の中には、巡礼で使った杖・笠・白衣・納経帳が所狭しと高く積まれ納められている。
四国でも88番では杖が奉納されているのは見かけたが、白衣や納経帳までとは驚きです。
(写真撮り忘れ悔やんでいます)

              

       Img_0171

ミニ逆打ちで、山門を抜けて今回の縦走はおしまい。
門前のお土産屋でしいたけを山盛り買う。
当分しいたけづくしの料理が並ぶことになる。
肉厚のものは干してみることにする。

散ってしまった桜並木をぶらぶら、山野草を堪能した一日でした。

            

[E:confident] [E:confident] [E:confident] [E:confident] [E:confident] [E:confident] [E:confident] [E:confident]

 

2008鈴鹿(藤原岳)

平成20年3月29日(土)

花の百名山に入っている三重県鈴鹿の藤原岳(標高1120m)に行きました。
いつものメンバーの1人がお四国にお遍路の出たので、残された3人は仕方なく?山に入ることにしました。

名古屋7:31発の近鉄電車に乗り、終点の西藤原駅で下車。
「福寿草」目当ての登山客で、駅がいつもになく混雑している。       

        Img_0056 ミツマタ

ふもとの聖宝寺に安全を祈願する。
9:30団体が途切れるのを待って山に入っていく。

                         

              Img_0063 セツブンソウ(キンポウゲ科)

登り始めて1時間半、6合目でお目当てのセツブンソウを発見。
10センチにも満たない草である。
中心の青がなんとも言えず綺麗で大好き。
老眼の私は現地で観察しにくいので、帰宅後に写真をアップにしては楽しんでいる。

  Img_0065
 Img_0066

 左:ネコノメソウ
 右:葉っぱが写っていないのでよくかわからないが、「スハマソウ」だったような?                                                             

  
     Img_0068  セリバオウレン(全長10センチ弱)

セリバオウレンは現地ではまったく造りがわからないほど小さな小さな花です。
8合目手前、今までになく群生に出逢えたので幸運だった。
こんなふうに、のらりくらり登山でお花を堪能します。

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セツブンソウが2輪寄り添って、まるで何かを語り合っているようですね。
小首を傾け、聞き入っているような・・・。

今年初の福寿草を楽しみながら、13:00登頂。
例年より福寿草が少なくなったように感じる。

            Img_0076  ミノコバイモ(ユリ科)絶滅危惧Ⅱ類

下山で、「ミノコバイモ」に出逢った。
花弁が6角形になったつくりで、見つけると魅入ってしまう。

下山後、電車待ち時間に喫茶店に入る。
リーダーのI氏、ビールを一口「あ~うまい!」
下戸の私も思わず飲みたくなる飲みっぷりだった。

          Img_0078
  

線路伝いに駅に入り、帰路に着いた。       

2008鈴鹿(福王山)

3月2日(日)

実に一年ぶり。鈴鹿に入った。

雪はまだたっぷりあるだろうからわくわくと出かける。
電車の中から雪山を眺め、ずいぶん来なかったことを想う。
山行日和である。

仲間が待ち受ける「大安駅」下車。
懐かしい顔・顔。大歓迎を嬉しく思う。

        Img_0054

つり橋は雪の重さで大きくゆれる。
間隔をあけて慎重にわたり、山に入っていく。

          Img_0055

ラッセルするほどの雪は残っていないが、雪山は楽しい。

              Img_0056

東海自然歩道を通る。牧場跡に向かう途中で振り向くと・・・

              Img_0057

竜ヶ岳が遠望できた。立ち止まって眺める。(猛吹雪の中、歩いたことを思い出す。)

             Img_0058

牧場跡に到着。皆それぞれの思いで、釈迦が岳を眺める。

その後、福王神社の聖域に入っていく。しばらく急坂を登る。
足場の悪いトラバースを慎重に歩くと、少し開けたところに出た。奥宮である。

ここで昼食。湯を沸かし、暖かいカップラーメンを食べる。
が、雪の上に直接座っていたので体が次第に冷える。立ち上がってラーメンの残りのスープをすすった。

福王山(標高589)に到着。ここは何も展望がない。早々に退散。

福王神社に降り立ち、神の領域を歩かせてもらったお礼がてら手を合わせる。
東海自然歩道を2時間ばかり歩き置車に戻った。

9:30~4:30(7時間)久しぶりの雪山でくたくただった。
次の日、筋肉痛がなく一安心だったことをいいことに、また来週行きたいと思っている。

愛知県(犬山)鳩吹山

平成20年2月11日(建国記念の日)

なんと4ヶ月ぶりの山行です。
相当なまっているだろう足を心配しつつ、近場の鳩吹山に入りました。

いくら標高が低い山といえども、2日前に降った雪(平地で13センチ)が残っているはず。
どれだけ雪があるかは行ってみなければわからない。雪山は苦手ではないが、なにせ数ヶ月のブランクがある。まぁ、足場が悪いようなら戻ってくるというつもりで出かける。

 
  

     039      041
     参考までに・・・2/9(土)名古屋の街。あっという間に13センチ積もる。

名鉄電車「可児川」下車。今から上がる鳩吹山を見ながら登山口の大脇まで15分ばかり歩く。風もなく日差しが暖かい。絶好の山行日和である。9:45鳩吹山に入っていく。

          

            043  

1回目休憩の小天神。見晴らしがよくていつ来てもいいなぁと思う。(写真左端人物はリーダーのI氏)
雪化粧した恵那山や御嶽が格別美しい。が、私のカメラではこの程度しかお伝えできない。

雪がだんだん深くなる・・・・045

ほどなく、鳩吹山頂着。

         047

雪を被った白山・能郷白山も美しい。天候に恵まれたこと嬉しく思う。

            049

鳩吹山頂をあとにさらに西へ進む。また違った山々が見えてくる。私はもう嬉しくてたまらなかった。

              050

ところどころ雪で危険な箇所があったが、リーダーは、安全なルートを見極めながら私を案内してくれた。
北周りコースをとり、第5展望台で昼食とする。
少し風が出てきたが、あったかいカップラーメンのおかげで寒くない。
恒例の食後のウイスキー(強制?)入りコーヒーを飲んでからまた歩く。
お腹は満足、暖かな日差しのなかを歩き、至福のときだった。

           052

雪の西山山頂(標高339m)の三角点。私には貴重な写真になる。

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あとは、木曽川を見ながら降る。
あれが犬山城だとか、名古屋駅も見えるとかいいながらどんどん降る。
下山してからは毎度のごとく、近場にこれだけ楽しめる山があること、そして仲間に恵まれていることなど、おしゃべりしながら木曽川沿いを犬山遊園駅まで歩いた。

さて、4ヶ月ぶりに山行した私の足、今のところ生活に支障があるほどの筋肉痛はまだない。
しかし、たまに翌々日に痛み出す(加齢)。あぁこれが嫌だ。 おしまい

北アルプス(西穂独標・焼岳)②

北アルプス(西穂独標・焼岳)①はここをクリック

10月7日(日)

起床5:00。
昨晩、布団の中で1時間ほどおしゃべりをした隣の若い女の子はもう出発して居なかった。
彼女は25歳の超美人で自炊素泊まりの単独山行、いろんな話をしたが西穂から奥穂高岳へ抜けると言った。このルートを女一人で行くなんて聞いて驚いた。
それとなく聞いてみると、初めてでないという。が、それでも滑落事故が多い所なので気をつけてと老婆心ながら言わずにおれなかった。

そんな気になる彼女の寝床がもぬけの空だったので、あれ?夢?と一瞬とまどった。
昨晩は話しながら寝てしまったようなので、奥穂に抜けるというのは夢での話かもしれないのだが、彼女に出逢ったことすら夢だったような気がしてきたのだった。
彼女は名古屋在住で鈴鹿にもよく行くとも言っていた・・・・これも夢での話かもしれないが、いつか鈴鹿で再会できると私は本気で思っている。

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