今年のお盆休は、上高地4池のひとつ「天狗池」に行ってきました。
台風や地震、大雨で出発までやきもきしましたが、14日が天気のようなので、それにあわせて12日の夕方に自宅を出発[E:car][E:dash]
ETC1000円が使えなくて残念でしたが、天気はお金で変えませんから仕方がありません。
11日の駿河湾を震源とする地震で、東名高速道路の一部区間が通行止め。そのため中央道を迂回する車がやたら多かったです。沢渡(標高1000ⅿ)到着が11:45になってしまい、到着するや否や後の席に移動し休みました。もちろん車中泊です。究極の不便さに身を置く山旅のはじまりはじまり。
平成21年8月13日(木)☂
沢渡8:20のバスに乗り上高地に入山。今日は槍沢ロッジまでなので、そんなに急ぐ事はない。いつも素通りしてしまう上高地ビジターセンターで雨宿りをしながら、湯を沸かし朝食。
明神~徳沢まで雨は小止みだった。ここまで2時間。徳沢名物の濃厚なソフトクリームで元気をつける。400円也。
徳沢~横尾は☂ザンザン降りだった。12:30横尾(標高1615)着。疲れて非難小屋の軒下にどたっと座り込む。30分程休んだ。
ここから標高200ばかり上がる。1:00重い足取りで、雨でぐちゃぐちゃの槍沢に入っていく。
槍沢に入ると、登山客は激減した。雨は止む気配はなし。水の流れに気を紛らわせながら歩く。
1:45槍見河原に着。何年前のことだろう。ここから槍の穂先を見て感激したのは・・・。明日はきっと晴れだ!・・・・素晴らしい槍を頭に描きながらまた歩き出す。
タケシマランの赤い実に雨のしずくが輝き、一段と綺麗だった。
雨だから見られる景色がそこかしこにある。どれも目に優しい。
水の青さが疲れた体に一服の清涼剤となる。立ち止まって思う存分眺めた。
二の俣を過ぎると、川面に靄がかかりだす。
センジュガンピ トリカブト
激流に咲くソバナ
花たちに励まされ、どんどん標高を稼いでいった。
大汗をかいて2:40槍沢ロッジ着。上高地バスターミナルから5時間40分だった。
水が豊富なのでこの小屋はお風呂をわかしてくれる。石鹸は使えないが汗を流せるだけでありがたい。
予約しておいたからなのか、布団一枚にひとりのゆったりスペースで休めた。が、一晩中屋根をたたきつける雨音と、ゴーゴーと流れる沢の音が気になってなかなか寝付けなかった。夜中の3時くらいから階下のドア(玄関引き戸のよう?)の音がうるさく、4時ごろになると引き戸の音はひっきりなし。熟睡できない一夜だった[E:bearing]





























































































