8月6日(水)
連日35度越えの猛暑を抜け出し、大きなザックを担ぎ北アルプスに向かった。
富山駅から電車・ケーブル・バスを乗り継ぎ、どんどん室堂に近づく。
それと同時に、私もどんどん本来の私に近づいているのか身も心も軽くなっていくのを感じる。
旅の入り口のこういう微妙な変化を大いに楽しむ。
今日は室堂泊まり。
急いで室堂に行くこともあるまい。・・・・「弥陀ヶ原」の湿原散策を思いつく。
連れを誘って途中下車してみる。
が、途端に生憎の雨が落ちてきた。
まぁ、ここが目的でないのだからと、弥陀ヶ原ホテルで借りた傘をさしてのんびり歩く。
そんなにたっぷり時間があるわけではないのでざっと歩いた。
傘を借りたお礼にとホテルでお茶する。
連れは、名水黒部川ビール。
何だかんだといってこういうネーミングには惹かれる。
ちなみに私のコーヒーも黒部川名水使用。
各700円也。日常ではこんな高級なものは絶対に飲まないのだが。
心が解放された証拠だと思えば高くないかもね[E:confident]
2本あとのバスに乗って室堂(標高2450m)に着く。
平日だけあって、さほど混雑していない。
弥陀ヶ原では[E:rain]だったのに室堂では[E:sun]
山の天気はこんなふうに安定しない。
稜線にでれば、右見て左見てもう一度右見たらもう曇っているなんてこともある。
だからそのときしっかり見ておかなければ、2度と見せてもらえないこともある。
そんな残念な思いは何回もしている。
だから何回も足を運ぶことになる。
お決まりの「立山玉殿の湧水」でザックを下ろす。
(今回はバック浄土山仕様)
明日取り付く浄土山(写真の山)と対峙しながらのどを潤す。
[E:pencil]「立山に降り積もった雪が万年雪となり、それが立山の地層(花崗岩、変成岩)で200年~300年もの歳月をかけて自然に濾過され、ミネラルを醸成させて湧出する清冽な名水です」
みくりが池をぐるっと回って、今宿のみくりが池温泉に入る。
部屋割り後、雲上の温泉(標高2450m)と名づけられた温泉につかった。
観光客と一緒になってご馳走をいただく。
明日からこんなご馳走にはありつけないから、ゆっくり味わった。
7:30頃、8人部屋の2段ベッドの上に横になる。
一人布団一枚使用なんて明日からありえないだろう。
それに女性専用部屋というのも。
温泉に入り、ご馳走を食べ、何もしなくて良くって涼しいとくれば、自ずと、あぁゴクラクゴクラクという言葉が出る。(ゴクラクがいいところだと思っている[E:bleah])
適度な心地よさのなか、すっと眠りに落ちていく感覚はたまらなくいい。
あぁ・・・・ゴクラク・・・ゴ・ク・・ラ・・・ク・・・・ [E:sleepy]・・・・






