この旅の目的は? ぱ~と2  その1 

5月の上高地はずっと憧れでした。ひたすら待てばチャンスは訪れるものですね。

 

5/17(土)[E:sun]朝7:00自宅を出発[E:car][E:dash]

新緑が眩しくって、いつの間にか私は助手席で居眠り[E:sleepy]

ふと目をさますと、中央道から白い稜線が見えた。あれだけ白いのだから3000m級の稜線であるに違いない。中央なのか南なのか?まさか北? 夏山では見えない景色に大はしゃぎ。

 

 

車は順調に走り松本ICで降りる。上高地方面へと進路を西にとると、また遠くに白い山が見えた。間違いなく3000m級の山。雪は位置を教えてくれる貴重なものであることを知る。(のちに乗った上高地入のバスの運転手に尋ねたら乗鞍岳だと聞く。) 

 

沢渡大橋に車を預ける。そこからまたなだらかな特徴ある白い山が見えたので駐車場で尋ねると十石山2524.8mだと聞く。十石山について私は詳しくないが、どうも白骨温泉から取り付き、乗鞍岳まで縦走できるらしい。

 

 
 
Cimg0311 バスに乗換え上高地に向かう。私はいつも左側に座る。この日もそうで焼岳を仰ぎ見た。

 

今回は訳あって上高地を散策だけ。この時期、稜線まで上がる技術は持ち合わせていないので当たり前[E:coldsweats01] 今日は徳沢泊。時間はたっぷりあるので大正池でバスを降りる。

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今年初の穂高と対峙。人の目を気にしてできなかったが、心のなかで
二礼二拍手一礼。今年の安全登山を祈願した。
(後でわかったこと・・・・私がこの穂高を仰ぎ見ている頃、奥穂高の白出沢で
 単独行の滑落事故死体が見つかった悪天候の様子は大正池から見てもわかる。対岸の火事といえどもこの写真を見ると胸が痛む[E:weep] ) 

 

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河童橋に向かう途中にある田代湿原でオオバキスミレの群生に出会う。周りに目をやると、草丈5㎝ほどの控えめに咲くチャルメルソウがここかしこに。上高地ならではの植生の豊かさを味わう。

 

 

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田代橋を渡り梓川右岸に立つと、去年10月の連休に登った霞沢岳の全景を捉えることができた。雪が多く残る八衛門沢の右側が霞沢のピークのようだ。惚れ惚れ眺める。

 

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ウエストン碑に表敬訪問。奥の丸いのがウエストンのレリーフです。この案内板によると、昭和12年、ウエストンの喜寿(77歳)を祝って日本山岳会が作ったものとか。

 

Cimg0332 梓川のほとりに降り、美しい焼岳を見ながら休憩。

 

その後、木をかき分けながら、しぶとく梓川のほとりを歩いた。夏山のときにはできない上高地を味わう。

 

Cimg0338img_5337 河童橋を捉える所まで来た。河童橋というものは渡るものでくぐるなんて今まで考えもしなかった。もちろんくぐった。なぜかワクワクドキドキ。あぁ、楽しかった。ほどなく梓川のほとりは歩けなくなり、仕方なく右岸に上がった。

                                       つづく


 


 

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               バラと名古屋駅ツインタワー