大山ロイヤルホテルでの朝食は、昨日の夕食と同じくバイキング。
お腹いっぱい食べて7:50バスに乗り込む。この時小雨で寒かった。
鳥取県を発ってまた島根県に入り、小雨の中、バスは山陰自動車道をひたすら西へと走る。
バスガイドの案内で右手を見ると中海。日本海と中海を分けているのは弓ヶ浜半島というから、昨日ホテルの窓から見たのは弓ヶ浜半島のような気がした。
米子鬼太郎空港の滑走路もちらっと見えた。そう、ここはゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげるの発祥の地。朝ドラ「ゲゲゲの女房」でも有名になった。ちなみに鬼太郎空港は愛称だとか。今から行く出雲にも「出雲縁結び空港」というのがあるという。
出雲大社に着く頃には青空が広がる。
まずは日本一の「日の丸」の説明から始まる。
「え~これは高さ47m。国旗は畳75畳分もあります」に、お決まりの「へ~」という観光客。続いて「NHKの放送終了時、国歌君が代が流れる中で映る日の丸はここのものと言われています」にまたまた台本通り「へ~」の合唱に、ガイドのYさんの小鼻は心なしか膨らみ気味、ニコニコ顔だった。それを見て我々もニコニコになる。
それにしても国旗の大きさにびっくり。37坪ですよ。うちの隣の空き地より大きいなんて到底思えなかった。この日は風が強く、綺麗に日の丸が見えるように撮影するのに苦労した。37坪アナドルナカレでした。
さてさて、出雲大社は昨年、60年ぶりとなる「平成の大遷宮」を迎えた。(すべて終えるのは平成28年だそう) 20年の倍数で伊勢神宮式年遷宮と時期を合わせているのかとYさんに尋ねてみたら、関係はないというツレナイ返事。人間が決めたことでないというなら神様の計らいか?
縁結びの神様というだけあって、結婚式が挙げられていた。幸せのおすそ分けを頂く。
大注連縄を真下から眺める。立派です。縄のないかたが逆と聞きますが、私にはよくわかりません。ゴザでくるんであるのが見て取れます。5トンもあるというのですから、なうのは大仕事ですね。端は金網でくるんでありました。
我々一行は、ここ神楽殿に入りご祈祷してもらう。そういえばバスの中で「ご祈祷後、お守りを受ける代表をしたい方はいますか?」という添乗員にとっさに手を上げたのだけど、じゃんけんで「ぱ~」をだしたら見事に負けてしまった。「ぐ~」を出すべきだった。残念!(波田陽区の心境。そういえば、ぐ~のエド・はるみもテレビから消えたね)
ここ大国主大神は、一人でたくさんのお願いしてもいいとされている。四国遍路59番国分寺の握手大師像は「お大師様は忙しいから願事はひとつ」だった。大違い。
冷え冷えとした神楽殿の中での厳粛なるご祈祷と巫女さんの舞い。貴重な体験だった。私も二礼四拍手一礼。健康であることのお礼から始まり、ひとつお願いごとをした。
神楽殿を出るとさらに寒く雨も降りだした。「出雲は弁当忘れても傘忘れるなという所」 本当に添乗員が言っていた通りになった。
つづく