夏の山行ツアーに参加申し込みしたら、三点確保講習が義務付けられていたのでそれに参加しました。
講習場所は三重県鈴鹿の御在所岳の本谷コース。私はここを上がるのは3回目、前回は2009年2月なので4年ぶりの本谷となりました 。
ヘルメット、ハーネス装備で９：４０登山口からバリエーションコースの谷をつめます。
ずっとこんな大きな岩がゴロゴロあるところを登っていきます。
今回は
3点確保やザイル確保の練習なので、あえて登りにくい岩を登って練習します。そんな我々を見た他の登山者は、なんであんな登りにくいところを、それもザイル使ってるんだ？ と思われたことでしょう。ちょっとはずかしかったです。ルートハンティングしながら楽しそうに谷を詰める登山者の背中を私はうらやましく見送りました。
先に登る人を下で待ちながら見て勉強するのです。
とにかく本谷は楽しいコースで、北アルプスの岩場の練習にはいい場所です。
あらゆるところでザイル確保があり、いたれりつくせり山行です。
乗り越せないような大きな岩は、ザックを下ろしてくぐります。これは何度やっても楽しい。
これはスゲの仲間だと思いますが、咲きはじめたばかりの穂や葉は、夏に見るボーボーになったそれとは大違いで初々さがあります。
ロープウェイ直下をひたすら上がります。この辺りは、ちょうどアカヤシオが見頃で、立ち止まっては仰ぎ見、また四つん這いになって標高を稼ぐの繰り返し。
ちょうどこの日の朝刊一面記事は御在所岳のアカヤシオでした。
頂上直下の大黒岩から景色を眺めるメンバー（ガイドさんのホームページから拝借）
アカヤシオを初めて見た人は、その美しさに感激していました。
頂上は踏まず、一の谷新道を降って講習が終わりました。車に戻ったら雨が本降りになり、我々はギリギリセーフ。楽しい山行でした。
これで、北アルプスの山行に参加する権利をゲットしたわけです。ツアーは窮屈ですが、危険度が高いルートは確保があるツアーが安心です。今度はおりこうさんについていくつもりです。