今年初の山となった鳩吹山の記録です。
鳩吹山は愛知県犬山市と岐阜県可児市にまたがっており、今回は可児市側から夫と入山しました。
このマンホールの蓋の花は何でしょう?調べると可児市の花はサツキとバラとなっていたので、これはサツキですね、どう見ても。
この時期、鳩吹山の目的はカタクリです。
斜面を這い上がるカタクリの群落です。圧巻です。
足を踏み入れないようにロープが張られています。 ロープから頭と手を乗り出して写真撮影。地面に這いつくばらないとカタクリの表情はみられません。
今年1月に亡くなった友達と来て以来の桜に、偲ぶ思いです。
(↑このブログの最後に「点滴が外れたら、鳩吹山でも各務ヶ原でも案内する約束しました」とあります。それはもう叶わないものになってしまいました)
この氷場から鳩吹山に上がります。山に入るのは 4ヶ月ぶりなのでわくわくです。
20分ほど上がると
木曽川を上から眺められるところに出ます。まだ20分しか歩いていないのに、ここで景色を眺めながら一服しました。
稜線に上がってから西へ進路をとりました。たった標高300mしかない山ですが稜線歩きは登山の醍醐味です。
左)葉が1枚しかないスミレ。たった1枚の葉っぱで光合成しているのは健気です。
右)チャートとよばれる岩石が鳩吹山には多く見られます。縦だったり横だったり隆起したチャートの上を歩きます。
左)ヒカゲツツジ 日陰というのに日当たりの良いところで咲いてました。キバナシャクナゲのようですね。
右)ミツバツツジが盛んに咲いていました。この時季ならではです。
第5展望台からの眺めです。この日は風もなくここでのんびりしました。対岸には採石場と三菱パジェロ工場が見えます。
ショウジョウバカマの群生地で花を愛でました。ここに下降するとき満開の花をつけたコブシの大木を下に3本見つけました。降りてみるとそこへは進入禁止になっています。残念に思いましたが樹林帯の中からは全容は見ることは不可能だと思います。
新しい案内板が設置してありました。今回気づいたことですが、この道は行けませんという案内板が多かったです。今回歩いた道は緑のコースです。
アップダウンを繰り返し大天神休憩舎についたのは3時回った頃。休憩舎の脇に桜が綺麗に咲いていました。
左)ヒサカキの花。葉の裏に綺麗に咲いていました。
右)ツツジ科の木でしょうか。新芽の色が綺麗です。今の時期ならではの色です。
この先、小天神まで行き、カタクリ群生地に降りました。
途中にもヒカゲツツジがたくさん花を咲かせていました。ここは本当に日陰です。
来年までもう見られない景色ですから、もう一度カタクリの群生地へ。
帰り道、いつも目にしていた材木市場です。この間テレビで『岐阜ひのき』を紹介したのはここだったので撮影してみました。ひのきは木曽が有名ですが岐阜ひのきというものがあるのですね。
夫の提案で去年もこの時期に行った曼荼羅寺に寄りました。
しかし道が混んでいたので到着したのは5:40と遅くなりました。
後醍醐天皇御創建地とあります。由緒あるお寺なんですね。藤が有名なお寺です。
こういう毎日を過ごしたいものです。
塔頭のひとつのモクレンは今年も綺麗に咲いていました。その前にある丸く刈られたサツキのような木はコデマリです。コデマリはだいたいぼうぼうに伸ばしっぱなしですが、ここのは丸く刈られ面白いなと思います。
この日の夕飯は天ぷらを食べて来ました。他に山菜と生姜の天ぷらを頼みましたが、この時期のものはどれも美味しかったです。
楽しい一日でした。