2012紅葉 槍沢① 沢渡~横尾

今年の紅葉は、去年のリベンジで北アルプスの槍沢に出かけました。

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沢渡駐車場が満車になるのをおそれて、前日の夜に家を出て沢渡で[E:car]車中泊といういつものパターンです。沢渡(標高1000m)に到着したのは日付が変わった土曜日のAM2:00ころ。気温10℃。今宵の宿はなんとも贅沢な満天の星の下です。シュラフに潜り込んで休みました。

 
 

平成24年10月6日(土)[E:cloud]/[E:sun]

Cimg2176沢渡上から6:30のバスに乗って上高地入りする。今回は夫が相棒です。

 

 
 
Cimg1907 山をやるからには、河童橋から穂高を眺めるのはお決まりで素通りはできません。ピーカンではないけれどまずまずの全容です。

 
 

7:10 河童橋をスタートし梓川左岸を明神に向って歩きだす。
 
 
もうじき明神というころ、偶然というか息子に会った。
 
 
 

私は山に入るとき、一応息子に登山届をしておく。今回も連絡をしたら、偶然にも息子も同じ日に上高地入りするという。小梨平を過ぎると携帯は圏外になり連絡がとれなくなるけど、今回はお互いの目的が違うので、どこで何時にといった約束はしなかった。
 

お互いに少しでも時間がずれたら会えないのに、これは偶然ではなく必然だと思えなくもない。神降地のマジックか。10分にも満たない立ち話だったけれど嬉しいものだった。
 

 

 
 
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8時ころ明神に着く。穂高の主峰明神岳は曇り空のもと姿を現していた。
ここで朝食。明神館に入り、おでんを注文し[E:riceball]を食べる。このおでん、なかなかイケます。
 

 
 
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今回の行程は、[E:house]槍沢ロッジ泊(予約済)⇒天狗池⇒[E:house]南岳小屋泊(予約済)⇒槍ヶ岳⇒槍沢⇒[E:house]徳沢園(氷壁の宿)泊。

ところが徳沢園で予約をお願いしたら満員で断られてしまった。2010紅葉のとき飛び込みで泊めてもらえたので大丈夫だと思っていただけにガッカリ。ウカツだった。急に不安になり公衆電話から横尾山荘に予約を入れる。これですべてOK、安心して山に上がる。

 

 

 

Cimg1916 奥又白池や涸沢パノラマコースのときに渡った新村橋を左に分け、さらに梓川左岸を進む。ここまで来ると明神岳の見え方が変わる。奥から私もいますよと言ったふうに頭をのぞかせているのは前穂かな? 

 

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しばらく行くと、飛び降りてきたら怖いなと思うほどたくさんのサルが頭上にいた。人間が集まりすぎたのを感じ取ったのか、キーキーと泣く声が。それはボスの合図だったかのように、いっせいにサルたちは木から下りた。そしていったいどこからこんなに集まったのだろうという大集団が梓川の中洲を渡っていった。実に規律正しいサルの社会を垣間見た。

 

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横尾ではお決まりのお昼寝。曇り空だからちょっぴり寒かったけれど、遠くに前穂を眺めながら1時間ばかり休憩した。

 

そういえば横尾のトイレは長蛇の列だった。ひっきりなしに登山者が入ってくるから列はちっとも短くならない。てっきりテント受付の机だと思ったら、男性ふたりがそこでトイレの人数を数えていた。この時期の涸沢の人口は、2000人とも3000人とも言われて久しい。統計をとらなければトイレを増やせないのだろうか。涸沢のトイレもそうだが、ここ横尾も急務だ。

                                    つづく