地図はこちらから→ 立山地図
平成21年10月12日(月)体育の日[E:sun]
5:47 空が赤くなってきた。真ん中が奥大日岳。左は剱岳で右奥の白い山は別山か?
6:00 再度大日岳へ。
天気がいいので雷鳥の姿は見られない。そのかわり雷鳥の足跡をいくつか見る。
昨日は見られなかった剱岳が大日岳(2501)頂上の北東に見えた。剱岳の左裾奥に白馬三山も見て取れる。
6:38 大日岳の影がくっきり見えだす↑。ぼんやりだが右奥に富山湾も見える。
大日岳頂上には大日如来が祀ってある↑。そのずっと奥は薬師岳だ。
室堂から薬師岳までの縦走路が一望でき、満足いくピークだった。
7:15小屋に戻る。パッキングしなおして7:55小屋を発つ。我々が1番遅い出発だった。
「楽しませてくれてありがとう。また来るかも。さよならぁ」と、大日岳に声をかける。
険しい谷をひたすら降る。称名滝から登ってくる登山客は皆ふうふう言ってる。降るこちらも大変なのだから登るのはさぞ大変だろうと思った。
9:34木道に出たので大日平小屋はもうすぐだと思ったがなかなか着かない。
10:00ようやく大日平小屋(H1750)に到着↑。
この谷を降りてきたのだ↑。標高差680m。何でもないように見えるが2時間もかかった。
小屋裏に出て、弥陀ヶ原から称名川に流れ落ちる不動滝を見た。源流は天狗山からのようだ。称名川は永年の間にこんなにも深く台地を削ったのかと谷底をのぞいてみる。
小屋に戻り、湯を沸かしコーヒーとパンを食べる。ここで小一時間休憩。
10:55大日平小屋を出発。
行く手の左(南)には埋蔵金伝説の鍬崎山(H2089)。
雪を被った薬師岳を遠望しながら歩く。称名川を挟んだ弥陀ヶ原の紅葉が綺麗だ。
振り向くと遠くに雪化粧した立山が見える。ずいぶん歩いてきたものだと感慨深く眺める。
大日平小屋からの1時間くらいは紅葉が綺麗だった。(標高1600~1500くらい)
11:51 牛ノ首(H1470)からまた猛烈な坂を降る。
11:58 どんどん降って紅葉最盛期を通り過ぎる。見上げると紅葉が綺麗だった。
12:30 滝の音を聞きながら大日岳登山口に到着。称名滝に向かう観光客がたくさんいた。あぁ・・・とうとう下界に降りてきてしまったのだと少し残念に思う。
登山口にザックを置いて称名滝を観光。
どれどれと案内を読む。150mもV字型に侵食したと書かれている。この目で確かめてきた私は「そうだそうだ」とうなづきながら読む。では、その称名滝を・・・・
こんな具合に流れ落ちる。やはり紅葉は標高1500~1600あたりがよいようだ。
空の青と紅葉を入れると全容は撮れなかった。滝は4段に分かれ落差350mだとか。称名滝の右側に細くハンノキ滝が流れている。こちらは落差500mだが年間通して流れないので称名滝が落差日本一だそうだ。室堂に向かう立山高原バスからも小さく称名滝が見えるのだがやはり近くで見るのは迫力がある。水の飛沫が気分爽快だった。
何万年も前は、この滝は現在の立山駅にあったらしい。にわかには信じ難いが1年に数十センチづつ後退して今に至るそうだ。滝を動かす水の力は偉大なりだ。今回の大日岳縦走は弥陀ヶ原の北側の地形について勉強になった。
登山口に置いたザックを拾ってバス停まで歩く。
2:25立山行きのバスに乗る。
2:49富山行きの電車に乗る。
4:11JRしらさぎ名古屋行きに乗る。
7:46名古屋駅着。
.。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。
平均上昇率(1分あたり) 2m
垂直上昇高度の合計 46m
平均下降率(1分あたり) 7m
垂直下降高度の合計 1372m
上昇/下降の回数 1回
…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。
おしまい