14年ぶりの蝶ヶ岳①

やたら早かった甲信越の梅雨明けから異常気象が始まった。40℃の酷暑が続き、豪雨や竜巻のニュースが絶えなかった。さらに日本縦断した台風は各地に被害をもたらし、追い打ちをかけるように北海道には大きな地震がゆすったりもした。日本全国油断できない日々だった。

皮肉にも北アルプスの紅葉の時期に日本縦断する台風24・25が通過した。どうみても紅葉は期待できないけれど、それでも山に入りたい!
そうだ!紅葉は諦めて、天気を狙って横尾から蝶に上がり槍穂を愛でよう。まだ歩いていない長塀尾根を降りてこよう!

そんな計画で台風25号をやり過ごして上高地入りしたのだった。

2018(平成30)10月7日(日)


名古屋駅7:00発のしなの1号松本駅9:08着。松本駅から9:21上高地線に乗り換え新島々駅へ。新島々からは10:10のバスに乗り換え、上高地に着いたのは11:15だった。

今日は上高地の再奥の横尾まで3時間ほど歩くだけ。
11:20バスターミナルからスタート
横尾山荘周辺マップ

すぐに河童橋。観光客で賑わっている。

台風の余波で河童橋からの景色は残念なものだった。とりあえず穂高に挨拶してから歩き始める。

今日は時間的に余裕があるのでビジターセンターに寄ってみる。

上手く写ってないけれど、こんなソックスを買ってみた。足裏は靴底柄に上高地と編み込んである。履口がピンクで穂高稜線だそうだ。登山用ソックスには薄手だけど小屋で履くにいいかなと買い求めた。850円也。

 

小一時間ほど歩くと明神。トイレを借りる。

 

徳沢まで来るとテントがたくさん張ってあって、明神とは雰囲気がガラッと変わる。空も好天青空になり、紅葉もいい感じ。
あさって蝶ヶ岳からここに降りてくるので、降り口を確認しておく。
名物のソフトクリームを食べたいところだけど、あさっての楽しみにとっておこう。パンを食べながら30分ほど休憩した。

 

徳沢から10分ほど歩くと新村橋に出る。橋を渡った先は前穂高岳
この橋を渡って右に行くと、パノラマコースで涸沢に行ける。
この時期、横尾から本谷橋を通っての涸沢は大渋滞するので、ここからパノラマコースで行く方がいいと思う。

 

徳沢から50分ほどで横尾に到着。横尾まで来たのは5~6年ぶりかな?
明日私はここから蝶ヶ岳に上がる。紅葉のこの時期は、ほとんどが涸沢に登る人で、蝶に上がる人は少ない。
横尾山荘周辺マップ

横尾山荘外観
横尾山荘に宿泊手続きをする。

 


このブログで何度も紹介している部屋。女性専用8人部屋で私は127の下段。


宿泊費は、夕食朝食付きで10000円。横尾山荘はお風呂がある。石けんの類いは使用不可だけど汗を流せて嬉しい。入浴は4時からなので、それまでザックの中の片付けをする。

「ただいまより入浴できます」の館内放送が流れたのでお風呂に行ったら満員だった。
浴場「悠湯館」横尾山荘のHPより

 

夕食は5:00。知らない人とテーブルを囲んで食べる。

6:30には、歯も磨いてザックの中の片付けも終わり、することないので横になったら眠ってしまった。横尾山荘はカーテンを引いたら個室なのでよく眠れます。

話し声で目が覚めた。朝の3時か4時かなと思ったらまだ夜の8時15分だった。
もう一度眠るために、眠剤を飲んだら翌朝4時頃まで爆睡。幸せな初日だった。

 

 

 

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