とうとう起きてしまいました。御岳噴火。活火山ゆえ、いつ起こっても不思議でないのですが、よりにもよって紅葉見頃の週末の一番人が集まる時間に噴火とは、山の神を恨みたくもなります。
まずは、私は家にいたのでこの事故に遭遇してません。心配してくださる方から安否確認と注意喚起が続いたので、一応ブログでご報告と思った次第です。
御岳は岐阜と長野の県境にある独立峰で、比較的登りやすい百名山のひとつです。紅葉もよく天気が良ければ北アから中央・南と一望できるので人気の山です。
それが・・・・
▲こうなってしまったとは・・・どれほど怖い思いで下山しているのかと思うといたたまれません。
▲ブログにもアップしましたが、今秋9/15に焼岳(やけだけ)に登ったときの頂上付近の様子はこんなでした。焼岳も活火山ですから、小規模ですが地表から水蒸気がいたるところから吹き出しています。いつ御岳のようになっても不思議ではない山なのに、平気で歩いたのは何故でしょう?
▲2007年登ったときはもっと激しく吹き出す脇を、恐る恐る登ったものです。
今秋、焼岳を平気で登ったのは、今回御岳に登った人と同じく、自然に対して恐れを持たなかったことと、自分だけは地獄絵図に放り込まれないという思いあがりからです。
実際のところ、規制されていない山で噴火に遭遇したり、遭難や滑落という確率は、登山者人口からしたら低いもので、大体が無事に下山するものだと私は思っていました。御岳は、そうではない、こういうことがあることも知っておきなさいと多くの人に知らしめたように思えます。でなければ、無念の死だったかたに申し訳ない。
▲この左の写真、こんなに美しく見えるものが人間を脅かしたなんて信じられません。
・・・・自然の力の前に人間があまりのも無力であることを、改めて思い知らされるのは・・・噴火警戒直前までレベルが1だったことである。とあり、なぜ神の怒りを察知できなかったのかと結んでいます。
神の怒りなど察知できないほど人間は無力なのだとわかった信仰の山の噴火でした。
この景色見てまもなく最期を迎えた人たちのご冥福をお祈りします。