お江戸へ⑥ 皇居 

Cimg0715
皇居にはたくさん門があるけれど、参観者や勤労奉仕の人は桔梗門を使うらしい。業者の車もチェックを受けては桔梗門を使っていた。これはどうも皇居に関係ない人の勝手口的な門のようです。
 
 
雨のなか待たされた我々もチェックを受けてから、4人づつ整列して土橋を渡り桔梗門へと進む。何だか管理されてる感じがしないでもないが、皇居内に入ることは誇りだと思う輩の行進はまじめそのものだった。日本国の象徴と習った天皇が住む敷地内、そして歴史で習った江戸城(跡地)、という異空間へと入っていく。

 

 

 
Cimg0717 上のパンフレットの①窓明館で参観においての注意点を聞く。そしてビデオで今日見学するところの予習。

その後、売店のお土産の宣伝となる。ここでしか買えない菊のご紋入りというセールストークに、参観者は我も我もと買いあさる。小さな売店はたちまち大繁盛。宮内庁の商売上手を感じた。
 
 
Cimg0052 もちろん私もこの商法にまんまと乗り、菊のご紋が入ったカステラを2箱と菊を型どった干菓子を購入。包装紙には宮内庁内売店と印刷されている。宮内庁御用達とかいうキャッチコピーに惹かれるのは日本人の証かな。

このカステラの製造者は鹿児島県霧島市だった。江戸城の無血開城に尽くした篤姫の出身地と因果関係があるのかな?だって予習ビデオや参観途中でも、丸に十の薩摩・島津藩という言葉を耳にタコが出来るくらい何度も聞かされたから、そう結びつけてしまう。思い違いだったらごめんなさいです。

皇居参観は、窓明館で労力とお金を使ってからようやく開始となった。道の脇を4人ずつ整列して歩くようにと言われたが、傘をさしているのですぐにぐちゃぐちゃになる。

 

Cimg0718 やたら説明を受けた「丸に十」の島津藩の家紋。 

 


 

Cimg0722 富士見櫓は江戸城最古で加藤清正の築城という説明だった。そのときお馬が通り護衛官が道を開けるようにとアナウンスが。何だが時代錯誤に陥る。

 


 

Cimg0726
坂を登って行くと、テレビニュースでお馴染みの「宮内庁庁舎」。これがそうなのかとオノボリサンは眺める。

 

さらに行くと、これまたテレビでおなじみの建物
Cimg0727 新年一般参賀などで、天皇陛下がお出ましになられる長和殿。
 天皇陛下が立たれる長和殿と国民が旗をふる東庭は意外と近いことに驚く。

 

 

さらに進むと・・・・・

Cimg0731
正面鉄橋から見る「正面石橋のめがね橋」。鉄橋と石橋を合わせて通称「二重橋」と呼ばれるらしい。今度皇居に訪れるときは、まず正面から二重橋を見るという計画を立てます。

東京だよおっかさんに出てくる「♪ここがここが二重橋、♪記念の写真をとりましょうね♪」は向こうから見るここのことを歌っているようです。その当時は皇居内に入れなかったのでしょうか。

鉄橋から初めてめがね橋を見る私のようなパターンでは、島倉千代子もあの世から笑っていそう。余談ですが、私が4~5歳のころ、島倉千代子と同じ宿に泊り、りんごをもらい頭をなでてもらったそうです。全然覚えていませんが、そのときのこと親からよく聞かされました。

 

Cimg0734
その正面鉄橋から見る伏見櫓。下記の理由により解体修理中。それにしても東日本大震災にはこういう被害もあったのですね。おっかさんをつれてくるならば来春以降ということですね。

 
2014.1.27 20:53
 

仮設足場で囲まれた皇居・伏見櫓(宮内庁提供)

 

 

 宮内庁は27日、東日本大震災で損傷した皇居の伏見櫓(やぐら)の改修工事を行うと発表した。2月中旬から約1年かけ、瓦を全面的にふき替えるほ
か、外壁漆喰(しっくい)を塗り替える。江戸城の面影を残す伏見櫓は、手前に見える「二重橋」とともに記念撮影の名所となっているが、工事用の仮設足場が
組まれるため、今年12月まで姿が見られなくなる。

 宮内庁によると、震災によって、伏見櫓は瓦がずれたり、壁に亀裂が入るなどした。震災後に応急復旧したが、将来的に雨水浸入などの懸念があるため、本格改修する。総工費は約9700万円。

 また、皇居・東御苑にある「大手門渡(おおてもんわたり)櫓」も、2月から来年9月まで改修工事を行う。

 伏見櫓は1628(寛永5)年、京都・伏見城から移築されたと伝えられる。大正12年の関東大震災で損壊、解体修理されている。

 

 

 

正面鉄橋からUターンして宮殿にもどる。

 

Cimg0738
これは宮殿北車寄で、国内の賓客が宮殿に参入される際の玄関。オバマもここから入ったそうです。

 

 

Cimg0740

 

Cimg0739
このへんで雨が上がり護衛官は雨具を脱いだ。静かな山下通りを降っていく。この左手が天皇陛下がお住まいになる吹上御苑。以前、テレビで吹上御苑内を見たけれど、それはそれは植生が豊かだった。そんな静かな森がこの左手にあるのだと思うとうらやましく、許されるならば立ち入りたい心境だった。

 


 

Cimg0744 雨が上がって喜んだのもつかの間、すぐに傘のお世話になる。雨に始まり雨に終わる1時間15分の参観だった。 

 

 

Cimg0752
どれだけ知識がついたかわかりませんが、
百聞は一見にしかずで満足顔のオノボリ1号と2号。

 

Cimg0755
雨でも走る皇居ランナー 

             皇居のランニング ルール作りへ  

ランナー専用道路ではないですよ、という警告にいろいろ問題があるのだなと思う。

 

Cimg0756
皇居参観は運良く出来たけれど、今日は皇居東御苑はお休み。また出直すこととなる。次回は桜の頃来て、皇居ランナーのごとく散策するつもり。 

 

Cimg0759
名残惜しくお堀沿いを竹橋駅まで歩き、東京メトロに乗って次の目的地へ。

                                     しつこくつづく