平成25年8月19日(月)[E:sun]
4:45 朝食なしで岳沢小屋(標高2170)を出発。
5:00 夜明け前の天狗岳はピンク色。

5:57 天狗岳のてっぺんに朝日が当たりだす。

振り返ると、日差しによって空気が暖められみるみる雲が湧く。自然の摂理っておもしろい。

小屋から標高差680mを2時間40分、天狗のコル(H2850)に到着。楽しみにしていた笠ヶ岳は残念ながら雲に隠れていた。
ここからが未踏ルートの始まりとなる。

7:45 私を試すかのような垂直な壁から始まる。取り付きは足が届かず、腕が頼りで難儀した。
手がかりを見つけながら慎重に登っていく。逆コースだと、ここはさぞ怖いと思う。
[E:book]2011の天狗の頭から見た天狗岳はこんな感じだった。
天狗岳から見る次のピークはゴツゴツした間ノ岳(H2907)。威圧感があった。
標高2850mの間天のコル(間ノ岳と天狗岳のあいだの一番低いところ)に向かって降る。
岩稜帯で健気に咲く『孤高のトウヤクリンドウ』
ナゼ、キミハ、ココデ、ウマレタノダロウネ
トザンシャヲ、ゲンキズケルタメ?
ココデ、セイヲウケタカラニハ ガンバレ!
やっとの思いで間天のコルに降りてから振り向くと・・・・・

降りてきた斜面は実に険しい岩場だった。これが逆層スラブというらしい。
間天のコルから見た逆層スラブは本当に圧倒されるものだった。









