駐車場から青のルートで金峰神社に到着。
「2度も呼んでいただきありがとうございました。今から奥千本に入ります」と私流の参拝をしました。
金峰神社から左回りで進むつもりでしたが前回と同じではつまらないです。急遽時計回りに変更し前回見損ねた『義経隠れ塔』へ。
それがこの『義経隠れ塔』です。
[E:book]義経と弁慶が追っ手から逃れるために隠れた事で有名です
文治元年(1185)11月、源義経が隠れ、追っ手から逃れるため屋根を蹴破って外へ出た為
「義経の隠れ塔、蹴抜けの塔」とも云われます。 桧茅葺き宝形造りの簡素なお堂です。
ここは大峯修行場の一つです
この塔に入って扉を閉じると中は真っ暗になります
『吉野なる 深山の奥のかくれ塔 本来空のすみかなりけり』と唱えながら塔内をめぐります
予約をすればお堂の中に入ることができるようです。簡素なお堂でした。
『義経隠れ塔』から車道に降りて、青根ヶ峰を巻くように歩きます。今日は交通規制の日でここまで車は入ってこれません。 観光客は金峰神社から左回りに流れて行くので、こちらは誰もいなくて静かでした。ウグイスの鳴声を聞きながら流れに逆らって よかったと思いました。そのかわり道を尋ねる人がいないので自分の勘だけが頼りです。逆打ち(一般の逆ルート)の難しさです。何度かそれらしき取り付きを不安ながらやりすごし、ヘアピンカーブを進んで行きました。
ついに階段登り口に『青根ヶ峰↗』という標識を見つけました。 私の勘が正しかったとわかりホッとしました。 それはお遍路で道しるべを見つけたときの喜びに似ていて、道探し旅の醍醐味を味わったのでした。
その鉄階段を登っていくと、急な登山道になりました。正味5分ほどでしょうか、急登を行くと青根ヶ峰(標高858)の展望がまったくない狭い頂上に着きました。 先客の奥千本から来た団体ツアーが占領していたので、少し降りたところで立ち休憩しました。
金峰神社から車道を通って青根ヶ峰頂上まで30分でした。『⇐山上ヶ岳』という道標には心惹かれました。あぁ~大峯奥駈の道、かじってもいないだけに憧れます。
団体ツアーのガイドが何やら説明しだしたので、我々は下山しました。その途中数名とすれ違いました。
↗の左側の道を降りて『従是女人結界』の石碑があるところに出ました。
その昔、静御前と今生の別れとなった 女人結界です。たとえ結界を破って進んだとしても、女の足では追手に追いつかれてしまいます。義経追討の哀話は有名です 。
次は奥千本の西行庵です。