ここは房総半島最南端にある八角形をした白亜の野島崎灯台。「日本の灯台50選 」に選ばれており、国の登録有形文化財 にも登録されているそうな。確かにその姿は美しい。
房総半島にはたくさんの灯台があるけれど、中に入ってあがれるのは、ここと銚子にある犬吠埼灯台だけらしい。
高い所から地形を見ることが好きな私は、この灯台はうってつけで入場料200円払ってあがる 。
入口の案内には地上から灯火まで26mとある。と言うことは標高差26m?螺旋階段をぐるぐるぐるぐる・・・・最後は 直登に近い階段を三点確保で登ると展望台に出た。 眼下に広がる景色は 想像以上で、 ワンダホー!ビューティホー!小躍りしたくなるような興奮を覚える。残念ながら富士山は見えなかったけれど充分満足。ちなみに水面からは38mらしい。
風が冷たかった。晴天なら大島も望めるらしいが今日は霞んでいる。太平洋はるか沖に浮かぶ大型船をぼんやり眺めているとゆったりした気分になる。
房総半島最南端は岩がゴツゴツしたところで、小高い場所にベンチと「絶景 朝日と夕陽が見える岬」という道標のような案内板があった。
太平洋を肌で感じるのは、ひたすら歩いた四国高知以来である。この心の琴線に触れる心地よさは 、私が知っている山のそれと似ていて幸せを感じるものだった。
初めての野島埼灯台は、こんなふうに楽しいものだった。
つづく