南岳小屋から槍の肩までの稜線歩きは、[E:sun][E:sun]天気[E:sun][E:sun]に恵まれずっと素晴らしい景色だった。
12時ちょっと前。槍の肩に着いて間もなくすると南岳や笠ヶ岳に雲がかかり出す。なので 槍に登るのはやめた。その前に夫はイチ抜けた!していたのだけれど。
槍岳山荘前のベンチで湯を沸かし、常念岳と対峙しながら[E:noodle]カップラーメンで昼食。ザックの中でぺしゃんこになったパンなどもここで胃袋に納める。
1:30 一気に標高2700の坊主岩屋(播隆窟)まで降る。雲が槍まで来ているのがわかる。去年ここから肩まで2時間半かかった。(コースタイムは1時間10分=休憩含まず)
しばらく行くと、手提げカバン片手に観光の延長で登ってくる若者に出逢う。 「槍まであと何キロですか?」と彼。 どれだけスポーツ万能か知らないけれど、山をナメているとしか思えない格好だったので、「あと30分登っても槍の穂先が見えなかったら下山しなさい。そのまま登っても明るいうちに槍に着けないし、登山者もいなくなるから 」と伝えた。別れてからずっと彼のことが頭から離れなかったことはいうまでもない。
もう登りはいないだろうと思ったら、分岐でテント装備の 若者5人とすれ違う。初心者らしきを3人連れていたので、今から槍の肩まで行けるの?と心配した。
槍の肩から6人の登山者を抜いて、4時槍沢ロッジ(1820m)に着いた。 小休止する。
まだかまだかと降って、5:11横尾山荘が見えてきたときはほっとした。
標高1600まで降りてくると、おかずはワンプレートでなく豊富になる。
涸沢から降りてきたという隣の人は、小屋が満員で最悪だったと食事中ずっと愚痴っていた。紅葉の連休に涸沢に行くと、どういうことになるのかを知らない人の話は耳障りだった。ケッケッケ~!我々は最高でしたよ~!と私は心のなかで叫んでいた。
横尾山荘には立派なお風呂がある。石鹸・シャンプーは使用禁止だけれどジャグジーバスで疲れを癒した。