大喰岳ｵｵﾊﾞﾐﾀﾞｹ（3101m）からの景色は想像以上に素晴らしかった。（誰も居ないのでタイマー撮影。ゴツゴツした岩の上を行ったり来たりで苦労して撮った一枚です）
アチコチ眺めては写真をたくさん撮った 。
左）槍がなんとも美しい。ルートが一目瞭然で見ていて飽きない。
右）常念岳から西岳のルートも一望。左脇に写る赤い屋根は大槍ヒュッテ。
左）振り向けば今日歩いてきたルートも一望。[E:lovely]うっとり～[E:lovely]
右）飛騨沢～東鎌尾根～ 薬師岳まで遠望できた。黒部五郎岳は雲がかかりだす。
人口密度が高い涸沢に比べ、ここは全部我々のものって感じ。
笠を背にしてひなたぼっこ。これぞキング・オブ・贅沢。静かって本当にいい。
大喰岳で過ごした30分は心休まるものだった。
１１：２０大喰岳下山開始。 大きなザックを担ぎ 一歩一歩確実に上がってくる登山者あり。その姿は 私の心を打つ旅人の姿だった。じっと眺めた。
私はその先の飛騨沢の分岐まで降り、また登って槍の肩に上がる。 それで長年かけて歩き繋いだ稜線踏破となる。
行く手右側を見れば槍沢の殺生小屋、東鎌尾根の大槍ヒュッテ、ヒュッテ西岳、常念小屋がほぼ一直線に並んでいた。
自分が歩いた稜線を遠くから眺めるほど嬉しいものはない。至福のときだった。
テント場を縫うように登って槍の肩に到着。11：50
私「せっかくだから槍に登ってこようかな～ 」
夫「えっ！」
つづく