2012紅葉 槍沢⑥ 南岳

平成24年10月8日(月・祝)[E:sun]
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5:15起床。南岳小屋2階の窓から外を眺める。今日の始まりの5:28ころ。

 


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5:30の朝食を済ませ外に出ると、もう太陽はのぼり空は青くなっていた。
遠く(常念平)で写真撮影する人のシルエットが黒い粒となって見える。


 
 

Cimg2036 さっきまで青かった空は黄金色なり、刻々と表情を変え


 

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雲海に浮かぶ南アルプスの奥に富士山を見る。私を含めいったい何人の人が今、富士山を眺め幸せに浸っているのだろう。稜線ならではの朝だった。

 

 

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大キレットは赤く焼け、山の端がくっきり見える。
私はもう、ここに立つことも、ここを行くこともない
、多分。見納の景色としては満足いくものだった。今から行く登山者の無事を祈りながら眺めた。(2009年大キレット

 

Cimg2048獅子鼻に移動する。山肌は綺麗に紅葉し燃えているかのように赤かった。よく観察すると、雪渓のところは陰っている。お日様の力ってスゴイと改めて感じる。

 

 

Cimg2055 アソコに行くことはもうあるまいこれが見納めと天狗池をじっくり見下ろす。

 


Cimg205514 獅子鼻でのお別れの儀式は感慨にふけるものだった


 
 

Cimg2059 笠ヶ岳に向かって天気最高!景色最高!穂高最高!バンザ~イ!

Cimg2060しばらくして、笠ヶ岳にくっきり映る右端)から西穂(左端)の穂高稜線の影を見つけた。穂高稜線の影をど~んと引き受ける笠稜線は堂々としていた。スゴイものを見せてもらいまたしばらくたたずむ。 

 

Cimg2073 天気に恵まれた南岳小屋からの景色は本当に素晴らしかった。左奥遠望の山は白山。

 

 

Cimg2079 ようやくザックを背負い出発しようとすると南岳小屋ではもう布団を干し始めていた。1時間以上もここで景色を眺めていたことに気づく。

 

 Cimg20639とにかく立ち去りがたい場所だったのだ。 

 

Cimg2084 小屋から10分ほどのところにある南岳頂上に着いたのは、小屋を出てから1時間半が経っていた。のんびりしてたから他の登山者は皆無。だって大キレット南岳新道天狗池、どこから来てもこの時間に南岳には立てないのだから。

昨日見えなかった常念岳が今日は望めた。最高[E:sun]

 

 

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南岳から稜線を見た途端、
よ~し行くぞ! エンジンをかけ

                                   つづく