2012紅葉 槍沢② 横尾~槍沢ロッジ

2012紅葉 槍沢①10/6のつづきです。

 
Cimg1921 横尾で十分な休憩後、11:40再び歩き出す。登山者のほとんどを涸沢に招き入れる立派な横尾大橋を左に分け、我々は静かな槍沢に入っていく。

 

 

 
[E:book]…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。 
 
201210062014273a8
                   
穂高岳山荘のブログより拝借(10/6PM4:00)
この連休の涸沢といえば、テント1000張り以上で小屋2件の宿泊客を合わせると3000人近い人口となるのが常。そんな時期にテント泊で2回訪れた私は2008年を最後に涸沢の紅葉は避けている。
 
確かに涸沢の紅葉は素晴らしい。だけど涸沢に行った人は、
その混雑ぶりを決まって愚痴る。それなのに年々怖いほど増加するのは何故だろう。一極集中することでニュースになり更に人を呼ぶっていう構図のようだ。私も当時はその括りに入っていたのだけどね。            
                   ..。oо○**○оo。…。oо○**○оo。…。oо○**○оo。[E:book] 
  

 

 

槍沢に入った我々は、登山者に追いつきも追い抜かれもしない静かな道を少しずつ高度を上げていった。
 
 
木の上に
サルがたくさんいる所をまた通ることになった。人が他にいないだけに襲われないとも限らない。夫はイザという時のために木の棒を素早く2本拾い上げた。私を守ってくれるためだと勝手に思ったのだけれど、幸い被害がなかったので活躍の場は見られなかった。
 
 
槍見河原で湯を沸かし、
槍の穂先を眺めながらコーヒータイム。降っていく登山者に挨拶をすると、感動を分かち合う相手が少ない槍沢だけに皆決まって「槍沢の紅葉イイですよ~」と興奮気味に教えてくれる。人がごった返していたという愚痴が微塵もないので聞いていて気持ちがいい。答える側も素直に楽しみですと言える。
 
 

 

 
Cimg1924
ここはいつも決まって撮る景色。曇り空もまた良しの梓川源流。まだ紅葉していない。

 

 
 
Cimg19272
さらに30分上がるとだんだんいい雰囲気になってくる。

 

 
Cimg1928
さらに1時間上がるとワンダホ~な黄葉が現れる。やっぱり来てよかったと喜ぶ。

 

Cimg1931
PM2:07槍沢ロッジ(標高1820m)に到着。

Cimg1932
部屋は2階の奥の突き当り『あざみ』という部屋。予約の時点で混雑すると言われた通り、廊下にも布団は敷き詰められていたけれど、これはお決まりのパフォーマンスだった。我々はひとり布団1枚の畳の部屋を与えられたので上等な方だった。

 

小屋到着後しばらくしてザーと雨が降ったので冷えてきた。このロッジはお風呂がある(シャンプー石鹸の類は使用不可)ので体が温まってありがたかった。

 

Cimg1934 整然と並ぶザックと登山靴。皆マナーがいいです。

 

Cimg1933
我々は到着が早かったからか、夕食は1回目の5:00だった。お決まりのワンプレートにご飯と味噌汁。若者にはモノタラナイ量だと思うけれど私には充分。

「7:30の夕食の方は・・・・」という館内放送は聞いたが、まだ後があったかどうかはわからない。予約なしで到着が遅いと当然床に敷いた窮屈な布団で寝ることになる。 

消灯後、雨音を気にしながら9人の部屋で休む。多少のイビキを感じながらも、去年のように部屋を抜け出すことなく休んだ。

 

出発地  :上高地バスターミナル   1500m     7:00発
到着地  :槍沢ロッジ             1820m     2:07着 
 
標高差  :          A                         275m    1時間21分      
                D                            36m              10分              
行動時間:                                                     7時間10分


                                   
つづく