2011北アルプス夏山縦走(タロウ~ゴロウ)⑤

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平成23年7月18日(月)[E:sun] 4日目

Cimg02054:33 闇の世界が真っ赤に燃えだす。我々の生きる力になるこのエネルギーを目の当たりにし身震いを覚える。

 

4:45 朝食(早いもの順で並ぶシステム)
5:30 双六小屋2600出発

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今日のコースは黄色。鏡平小屋経由で新穂高に降りるだけ。

 

Cimg0207あれだけ赤く燃えた空は、何事もなかったような味気ないものになっていた。
昨日登った樅沢岳↑。

 

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     テント場を横切って行く。             コイワカガミ(イワウメ科)草丈10

 

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 コケモモ(ツツジ科)草丈10秋に赤い実になる      クロユリ(ユリ科)草丈20

 

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シナノキンバイ(キンポウゲ科)      ベニバナイチゴ(バラ科)花2~3㎝程 果実食用可

 

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 ヨツバシオガマ(ゴマノハグサ科)草丈20     アオノツガザクラ(ツツジ科)草丈10~20

 

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   コバイケイソウと槍ヶ岳           コバイケイソウとシナノキンバイのお花畑

 

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7:43鏡平小屋2300に着 ここに来たら食べたいもの。それは・・・・

Cimg0260 かき氷500円なり。お世辞をいったら練乳(+50円)をサービスしてくれた[E:scissors]
ちょうどAが到着したので、「ウインクしたら練乳をサービスしてくれるよ」とそそのかす。が、Aはいっこうに買いに行く気配がない。それより私のそれを欲しそうにジロジロ見るので仕方無く少し分けてやる。喜びはプラマイゼロになってしまった。

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鏡池2300に映る逆さ槍穂高。紅葉時は素晴らしいと聞く。一度はここに泊まってゆっくりしたい。年をとったらそうしよう。

双六小屋2600~鏡平小屋2300 2時間15分(CT1時間50分)

 

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  オオバミゾホウズキ(ゴマノハグサ科)       キヌガサソウ(ユリ科)花直径6~7㎝

 

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9:36秩父小沢でしばし休憩。熱い体に水しぶきが気持ちいい。

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10:35小池新道登山口に着。氷を食べたり、鏡池と秩父小沢でまったりしたのに、コースタイム通りで降りたとは、私もまだまだイケルと喜ぶ。

鏡平小屋2300~小池新道口1500 2時間20分(CT2:20)

 

この蒲田川が昨日登った[E:fuji]樅沢岳からの流れである。

 

しばらく歩いて[E:event]わさび平小屋でコーヒーを飲んで休憩する。Aはそうめんを注文。

あとはこの川に沿って新穂高まであと1時間ほど。単調な道なのでゲートまでごぼう抜きで歩く。

 

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11:46 オオヤマレンゲ。少し黄ばんでいるので新しくないようだが山で初めて見たので嬉しい。左側の中崎尾根から、時折ひんやり涼しい風が流れてくる。これは気持がいいものだった。

 

12:20 ゲート1100着。ニューホタカで入浴する約束をしたのでしばらくAを待つ。

 

ニューホタカの日帰り湯は満員だった。さてそれでも入るか迷っていたら、昨年よくしてくださったご主人が特別に[E:spa]貸切露天風呂をすすめてくれた。さっそく案内してもらう。

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ご主人について森の中に降りていく。橋を渡った先の小屋が脱衣場らしい。

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シャワー設備はないが趣があった。しかも横に蒲田川が流れていたのには大いに喜んだ。
ご主人が戻ったかも確かめもせず、ワーワーキャーキャー、その辺に服を脱ぎ捨て4日ぶりの湯にドボ~ン。Aと二人きりで最高だった。ちなみに1人500円。よかったよ~。

 

折立までタクシーに乗せてくれたおじさんに始まり、最後には幸運にも特別な露天風呂をすすめてもらえ、天気に恵まれ幸せ満点の山行になった。

 

          出発地  : 双六小屋    2600m 5:30発 
          到着地  : 新穂高温泉   1100m 12:20着
          標高差  : A 250m              38分
                  D1575m        3時間38分 
          行動時間: 6時間43分

 

13:46 新穂高発高山行きバスに乗車 2100円
15:28 高山駅着
15:35 JR高山駅発 5360円
18:02 名古屋駅着

 

長い長い山行記に最後までお付き合いありがとうございました。おしまい[E:paper]