映画「岳–ガク-」を観ました。
コミック本が映画化されたものです。本も読んでいないし、主人公役の小栗旬もファンでないけれど、北アルプスが舞台だと聞けば、山をやっている者として観たいですよね。
主人公の島崎三歩は北アルプスのボランティア山岳救助隊。心から山を愛し、人を愛すアツイアツイ山屋でした。
一見ノーテンキ山屋バカ。しかし山の楽しさや厳しさを知り尽くしている。生死を目の当たりにして「よく頑張った」と語れる強さを持ち合わせている主人公でした。
そんな三歩役をうまく演じた小栗旬、適役でした。
私ね、NHK大河ドラマ「篤姫」(間違えましたぁ~天地人でした)での石田三成役の小栗旬には、ぜ~んぜん魅力感じなかったのに、今回の山屋役の小栗旬の笑顔やノーテンキさにはイチコロ。ホレテシマイマシタ。すましたイメージの彼のどこにあんな笑顔が隠されていたのか驚きです。
映画で「山で捨てていけないもの、それはゴミと命!」というセリフがありました。
山で眠る登山者を思うと胸が痛みます。
北アルプは雪解けが進み、夏山計画があれこれと頭をよぎります。
体力、技術、判断・・・決して遭難することがないよう気をつけます。

