2011入道ケ岳(三重県)

平成23年5月2日(月)[E:sun]

飽きもせず、また山に向かった。行き先は三重県の入道ケ岳(標高905)。
本当は4/29に出かけるはずだったのだが、寝坊してしまったので今日はリベンジ山行。

 

ここは何度目だろう?6回か7回ほど登っている。
いつだったか北尾根でヒルにやられたことがある。だからGW過ぎたら11月までは入らないようにしている。前回は2009年の3月なので2年ぶりです。

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コースは
宮妻峡駐車場(標高350)→宮妻新道→北ノ頭(902)→入道岳(905)→奥宮(915)→イワクラ尾根→仏岩(874)→奥の谷口(820)→宮妻林道(560)~林道歩き→駐車場

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9:54 宮妻峡駐車場に車を停め出発。標識に沿って降り、谷を2回渡渉して山に入っていく。

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散り椿の道をゆっくりゆっくり上がっていく。

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入道岳といえばアセビ。標高600を過ぎると現れだす。
壺をうつむけたような小花が房になって咲く。きっと咲いたばかりなのだろう、ツヤツヤ・キラキラして振れば音がしそうなガラス細工のよう。新芽の赤、花の白、葉の緑。バランスの良さに誘われ、久しぶりにじっくり眺めた。

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まるで雪を被ったよう。見事なまでに花をつけていた。アセビのトンネルを抜けるたび圧巻だった。
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白がほとんどで、ピンクのアセビは少ない。

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アセビ樹林を抜け、笹原に出ると、稜線の強風にねじ曲げられた木がぽつんと立っていた。花はつけていないけれどこれもアセビだった。

「ここで生きていくにはね、こうしてればいいんだよ。これも工夫だ」と教えてくれているよう。その場を立ち去ってからも振り返ってはその姿を何度も見た。あの粘り強さを目に焼き付けた。 

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鳥居がある頂上↗は強風なので、そちらに向かわず奥宮へ。(あとからわかったのだが、この日は黄砂がひどかった。)

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12:10 奥宮着。アセビに囲まれ風がないのでここでお昼にした。 

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カップ麺をすすりながらアセビ越に入道岳頂上を眺める。強風だからか頂上通過した登山客はたったの3人だった。このGWに皆どこの山に行ってるのだろう? 

 

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12:45 イワクラ尾根へ。ヤセ尾根なので注意して下る。ミツバツツジが咲く方へ降りていった。 

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そして、アカヤシオも咲きだす。ガレているが素敵な尾根だった。黄砂で鎌ヶ岳がぼんやりとしか見えないのが残念だったが。

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イワウチワが満開だと期待したが尾根道には咲いていなかった。代わりにアカヤシオ咲くイワクラ尾根を堪能した。 

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「仏岩↗は、麓の椿大社の奥の院」と奥宮の案内板に書いてあった。黄砂で遠望不可だったがアカヤシオの彩りがいい感じだった。

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イワクラ谷分岐↗に出た。あまり踏まれていない谷で本当にここを降りるの?と地図を何度も見る。でもここしかない。右の谷に降りた。

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奥の谷に入ると待望のイワウチワが咲いていたので不安は吹っ飛ぶ。ヤーヤーと今年初のイワウチワに駆け寄る。

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流れ落ちるように急斜面に咲く様↗は素晴らしかった。やっぱり来てよかったと思う。山がやめられないのはこれなのだ。

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あまり踏まれていないがケルンが道案内してくれたので心強かった。 

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途中で散り椿に誘われ休憩する。木にとまる珍しい鳥を遠くに見た。夫はヤマセミだという。本当ならいいなと思った。

 

3:07堰堤に出て林道に出る。

が、ここからが長かった。1時間近く、たわいない話をしながら林道を歩いた。駐車場に戻ったのは4時を少し回っていた。

 

     垂直上昇高度の合計    787m 2時間19分   

     垂直下降高度の合計
    798m 2時間17分 

     総時間            6時間01分(休憩含む)

     9:54スタート(P350)~4:00下山P

     ピーク 912m

 

 

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家に帰ったら、大きな筍が届いていた。息子からだった。
疲れていたので、明日にしようかと迷ったが、せっかくならおいしく食べたい。大鍋を出して早速茹でた。