8月7日(木)
7時少し前にみくりが池温泉を出発。
昨日の「玉殿の湧水」に寄って水の補給をする。
2ℓの水を補給すると一気にザックが重くなる。
12~3キロくらいだろうか、テント泊に比べたらうんと軽いのだが[E:bearing]
まず室堂山展望台へ。
そこまでの道のり(小一時間)をひたすら耐え耐え登る[E:coldsweats02]
どうです。この景色。
ここに立ったのは今回で4回目。
ようやくこの景色のなかに入っていける[E:lovely]。
今日は五色が原まで。
明日はここから見えないがスゴ乗越小屋泊。
明後日、薬師岳に立つ予定。
とにかく五色が原を過ぎたらエスケープルートがない。
長旅になることを心する。
五色が原まで山を3つ ↑ 越える。
登って降って登って降って登って降ってザラ峠。・・・・・登ったところが五色が原。
疲れないように歩くしかない。
まず雪渓を渡り、心して浄土山に取り付く。
決して砂利ではありません。大きな岩がごろごろ。
しかも結構な斜面。
何度登っても好きになれない。
四つんばいで大岩を登って行く。
30分ほどで浄土山に立つ。
雄山がすぐ目の前というところで、今回1回目のコーヒータイム。
私は雄山に背を向け腰をおろし、五色が原と薬師を思う存分眺めた。
ミヤマリンドウ 白:イワツメクサ 紫:イワギキョウ
[E:upwardright]この龍王岳はトラバースして降ってきた。
画像を大きくしてご覧になると登山道がわかりますよ。
トリカブト ミヤマホツツジ
[E:upwardright]2つめの山(鬼岳)の雪渓を慎重にトラバース。
3つめの獅子岳につくと黒部湖が良く見えた。↓
ここからザラ峠まで標高400m近く降る。
鉄ハシゴを慎重に降りる。
[E:upwardright]佐々成政が越えたというザラ峠までもう少し。
佐々成政は真冬にこの峠を向かって右から左に越えたそうだ。
このころガスが出てきて展望悪い。
本来なら立山カルデラが間近に見えたのだろうが。
ザラ峠までの降りの長さに私はいい加減退屈で嫌になってしまった。
高山植物に助けられながらひたすら降った。
ザラ峠にやっとの思いで到着。
今度は五色が原まで標高150m登り返す。
400降った足にはけっこうキツイ。
[E:upwardright]突然、木道になったので小屋に到着と思ったらまだ五色が原の入り口だった。
この先さらに20分歩いて小屋に着いたのは2:20。
五色というだけあって、お花が綺麗に咲いている。
ハクサンコザクラも一面咲いていた。[E:downwardright]
木道からはずれることはできないので私のカメラでは撮影が難しい[E:weep]
7時間20分の行程だった。
コースタイムは5時間。
休憩を2時間20分もとったことになる。ちょっと休憩取りすぎ[E:coldsweats01]
五色が原山荘で冷たいものを頼む。
生ジュースだと思って頼んだら缶ジュースだった[E:happy02]
(読み違えにもほどがあると仲間に言われた)
この小屋は山中にもかかわらず風呂がある。
もちろん石鹸は使えないのだがありがたい。
紫外線予防にずっとサングラスしていたのだが眼が疲れて苦痛だった。
部屋でしばらくお昼寝をする。
[E:upwardright]4時頃起こされ外に出てみると雲が晴れ、雄山~龍王岳~鬼岳~獅子岳がくっきり見えた。
ブラボー!
夕食前に一組のご夫婦が到着。我々の部屋にみえた。
福井県のこの方は白山によくいかれるとかで花の名前をよくご存知だった。
夕食後、部屋で雑談。
8時(消灯)ちょっと前、ひょんなことからこの福井のご主人、4年前に通しでお遍路されたことがわかった。
我々仲間は皆遍路経験者。
話が盛り上がる盛り上がる。
忘れられない夜になった。
今日一日楽しくて興奮しているからだろうか、いびきの合唱[E:bearing]も始まりしばらく寝付けなかった。
昨日の眠りに落ちる快感を思い出すのだが上手くいかない。
じっと我慢・・・・知らぬ間に眠った。



















