2005車遍路(27~36番)

昨日に続き暖かい朝を迎えた。
7:15宿を出発。

今日は2002年10月19日に歩いた時、お接待していただいた香我美の三浦さんを訪ねる。

Dscf0087 あの日、雨の中とぼとぼ歩いていた私に、温かい缶コーヒーをお接待くださったのだ。
その時、遍路小屋を建てたいとおっしゃっていた。
それが、この小屋。(2004年5月に完成)

Dscf0093 完成の連絡をいただいた時、今後のお遍路さんのお接待に役立ててもらおうと、ずっとしまってあったお接待でいただいたお金をお送りした。
こんな形で使え、大きなつながりを感じた。

昨晩、三浦さんに連絡をしておいたので再会することができ、温かい日差しの下でゆっくりさせてもらった。

Dscf0101_1225 31番竹林寺は、本堂にお参りするのに初詣客の凄い行列だった。(写真奥の行列)
それに比べ大師堂は人気がないようでガラガラ。
それにしてもたいへんな人出に驚いた。  

 35番清瀧寺では、また厄除薬師如来胎内めぐりをしてみた。
以前のような恐怖感はまったくなかったが、私みたいな怖がりが、よくもまぁひとりで入ったものだと家族が言った。
胎内めぐりの存在すら知らず、あの産道のような狭いところに吸い込まれたのは私だけではないだろう。
怖いもの見たさの好奇心が旺盛と誰かにいわれたが、きっと何かに導かれ入っていったのに違いないと思う。                                                                          

 

Dscf0106初日同宿だった車遍路の男性とは何度か札所で再会したが、34番種間寺駐車場で、別れ際に奥さんの写真をちらっと見せてくれた。
無言だったのでよくわからないが、私は推測で、一緒にお参りしているのですねと答えた。
それだけでお互い気持が通じたような気がした。
車遍路同士の出会いだった。

第一回目の車遍路は、12番から36番を打っておしまいにした。
再会や出会いあり、家族でお遍路できたことは何より楽しかった。
これも雪道でも安全運転してくれた夫のお陰である。
老犬のハナコは、どこへ連れてこられたのかわからず、ずっと車の中で寝ていたけれど、よく付き合ってくれたものだ。

その日、遅くに名古屋に到着した。