焼岳 その2

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5:30朝食今でも宿泊費を8000円に抑えているこの焼岳小屋は良心的にさえ思える。大収容の小屋にない不便さを求めて来る人も少なく無いと思う。
 

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6:30焼岳頂上に向け出発。

 

 
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登山道は、すっかり秋の花になっている。アキノキリンソウの黄色、リンドウの紫色が目を楽しませてくれる。
 
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左)コレ何だったっけ?・・・・調べたらヤマハハコだった。  

  白い花弁のように見えるのは総包片と呼ばれ、葉が変化したもので、中央  の黄色が花の部分・・・・ だそうです。

右)オヤマリンドウ。花弁は奥ゆかしくわずかに開くのみ。その少しほころびか
  けている様が何ともいい。よく観察すると花弁に点々があってそれがまた
  綺麗。

 

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登り始めて30分もすると展望台に着く。

焼岳は活火山だから、いたるところから水蒸気が出ている。

 

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生憎の曇り空だったけれど、笠ヶ岳にも会えたし・・・・ 

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キング穂高にも会えて、嬉しくて仕方がなかった。

 

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さぁ~焼岳に取り付きますよ! 

振り返ると槍も見えるようになりテンションが上がる。

7年前の焼岳山行記録

 

ようやく焼けの肩まで上がったときのこと。下山はこっちと説明したのがいけなかった。頂上まで5~6分ほどなのに「俺はここまででいい」とのたまう夫。「あんた!何しに来たん?」と言いたいのをグッとこらえた。どうも膝が痛かったらしい。もともと山に興味が無いのは知っているけれど、これは理解できん!私のテンションはみるみるうちにしぼんだ。
 


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岩の間から見える笠に、虚しさを訴える。

 

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まぁ、ここまで付き合ってくれたのでありがたく・・・・なんてこのときも今でも思えない。ここ数年の夫のヘタレぶりは激しい。それが悲しく辛い。

 


 

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ダケカンバの紅葉越しに見る霞沢岳。紅葉はもうそこまで来ている。

 


 

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今回は不完全燃焼だったので、足の早い女性を捉えついていく。

 

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林道が見えて中の湯に下山と相成る。

 

ここから中の湯のバス停まで林道をうねうね降る。この1時間近くの林道歩きは単調でつらかった。

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キツリフネ。 何を見ても癒やされる。

 

Cimg9995ススキ越しに見える穂高。あ~アソコに立ちたい。ハードな山行がしたいという願望がこみ上げてくる。

今年の紅葉は10日ばかり早そうと聞く。10月の連休では遅いそうだ。あ~今年はツイていない。

 

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一度は入っておきたい『卜伝の湯』 いつかきっとという思いで後にした。

 


 

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帰りに色々仕入れる。これで3000円ちょっと。長野県の梨は珍しいので買ってみた。結構甘くておいしかった。

 

Cimg0002 広大な蕎麦畑は圧巻だった。

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稲穂も頭を垂れている。蕎麦畑の白と黄金色の対比が美しかった。こういう景色は癒やされる反面、自分の置かれている環境を恨みたくなるのは何故だろう。

 

私の意志に反してクルマは世俗に向かって行く。あ~虚しい。

ボヤキ山行記録となりました。おしまい。