北アルプス(北穂池)①

平成20年9月4日

JRしなの3号で10:03松本駅着後、わずか4分の乗り継ぎで、乗車券を買って松本電鉄に乗り換えるというドタバタ&スリリングから今回の山行が始まる。

新島々行きの乗車券とおつりを握りしめ、松本駅構内端にある7番線まで走る[E:run]
階段を駆け下り、1番近い車両に飛び乗り、ザックごとドスンと座ったとたんに発車した。
まずは第一関門クリアーと胸をなでおろす。

  [E:train] [E:train] [E:train] [E:train] [E:train] ・・・・・ [E:bus] [E:bus] [E:bus] [E:bus] [E:bus]

終点の新島々でバスに乗り換える。
左側に席を陣取った私は、釜トンネルをくぐったあたりで身をかがめて焼岳を見上げた。
見える見える。いい山だった。
何度も見ている焼岳だが、昨年秋に登頂したので見え方が違う。
西穂山荘から焼岳へのルートもバスの中からよくわかった。
こんなふうに、上高地に到着するまでの景色は満足のいくものだった。

11:50上高地バスターミナル着。
乗り継ぎがうまくいったので名古屋駅から3時間50分だった。
まずは名古屋から一緒に来た女友達と腹ごしらえをする。

その後、東京からのガイド1人と合流し、3人で今晩の宿「横尾山荘」に向けて歩き出す。
観光客と一緒になり、まずは明神を目指す。

穂高神社奥宮でいつものように手をあわす。
穂高神社は登山客を見守ってくれる山の神様である。
今回はバリエーションルートなので神様に見守っていただくしかない。
自分の足でここへ戻ってこられますようにと深々と頭を下げる。

梓川左岸を明神岳・前穂北尾根を見上げながら歩く。
夏の花はほとんどが実を結んでいる。
中でもミヤマカンボクの赤い実は綺麗だった。

徳沢に出た頃、秋の花サラシナショウマが群生していた。
足元にはキツリフネの黄、センジュガンピの白、ノコンギクの紫が彩りを添えている。

遠くに常念岳を見て、屏風岩が目前になったころ横尾大橋が見えてきた。

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横尾大橋の前にある横尾山荘に着いたのは3:30だった。

   
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横尾山荘は今年の8/23に改装され、宿泊棟は以前の面影がないほど綺麗になっていた。
前回泊まったのは、初めて涸沢に上がったときで2000年10月だから8年ぶりになる。

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そのとき和室だった部屋が2段ベッド仕様である。
カーテンがあって相部屋でも着替えができてよい。
とても同じ小屋と思えないほど綺麗で気持ちがいい。

8年前もあった風呂[E:spa]に入る。
もちろん石鹸は使えないが、汗を流せるだけで気持ちよく寝られる。

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夕食をいただき7:30過ぎたら、みなカーテンをひいているので横になっているのであろう。

明日の天気を心配しながら眠りにつく。

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