紅葉の御在所岳に入った。
今日のルートは、裏道~国見尾根~国見岳~御在所岳~中道。
尾根に上がると好展望である。
この紅葉している山々は、春にはアカヤシオでピンクになる。
ゆるぎ岩で昼食。
湯を沸かしカップラーメンをすすりながら紅葉を愛でる。
これを味わったらやめられない。
国見岳と石門に寄り、御在所岳山上に着くと、ロープウェイで上がってきた観光客に混ざってしばらく歩いた。
そうこうしていると、皮肉にも予報どおりちゃんと雨が降ってきたので急いで下山。
30分程とぼとぼ下山したときのこと、突然、深い霧が風で飛び、墨絵の世界からいきなり色が現れてきたと思ったら・・・・・
この紅葉!
雨で洗われたそれは、はっとする鮮やかさで目を見張った。
このこぼれんばかりの彩りに、胸は高鳴り感動しきりだった。
じきに濃い霧が流れ込み、無情にも何もかも消し去ってしまったけれど、この時期一番の景色に違いないという思いだった。
自然の摂理に導かれるまま山に入れば思わぬ出会いが待っている。
こころ解き放つ至福のときだった。